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MY ROCKN' ROLL DAYS
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目指せ! 「ヤング@ハート」のアイリーンばあちゃん!92歳でクラッシュを歌う姿に憧れつつ、死ぬまでロックな日々のつれづれ。
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4月24日 JAKE BUGG @ 梅田クアトロ

2018/05/23 03:02
来日のニュースを聞いた時、あれ? 「On My One」のツアーで去年来たばっかりだよね と思ったら、今回はその後9月に去年出た「Hearts That Strain 」ソロ・アコースティック・ツアー
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定刻に本当に黒Tシャツ&黒ジーンズでたった1人ギターを抱えて登場。同じアコースティック・ギター1本でも、この間のエド・シーランは大バコの遥か向こうだったので、何のしかけもないクアトロの最前柵はやっぱり落ち着く。 何よりこの至近距離と剥き出しの歌の息づかい 1曲め、 “How Soon the Dawn”が終わって「Good evening,Osaka」とご挨拶。そして「古いの、新しいの、いろいろやるよ」と始まったセットは、静かなもの、アップテンポで思いきりギターをかき鳴らすものと、メリハリをつけながら、和やかに進む。

▼黒ずくめでステージに溶け込みすぎ
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客席から次々と挙がるのリクエストの声に、あれはちょっと古すぎるとか、アコースティックだと難しいとか、スミマセンとか、いろいろ言いながらも、リクエストに応える形でやってくれたのは“Trouble Town”“Me And You”

そして「お気に入りのカバー曲は?」の声に応えて始まったのは、ジョニー・キャッシュの“Folsom Prison Blues” 。客席もノリノリの手拍子で和む。速弾きのイントロに歓声も上がった“There’s A Beast and We All Feed It”から“Slumville Sunrise”と、かき鳴らすギターもどんどん熱を帯びていく。今さらながら、ギターも上手かったんだなあと実感。想いを込めるあまり、ちょっとハズレそうなぐらいだった“Broken”の熱唱も沁みた。
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そうこうするうち、「たぶんあと5曲だけどOK?」という彼に、客席からOK!やイエスなんて声が返ると、「そこはNO!って言わなきゃ!」とツッコんで笑わせる一幕も。実際はその後もうちょっとやろうとか言ってたから、増えたのかな。最後は熱い手拍子の中“Lightning Bolt”で締め。終わると最前ファンとの握手タイムで私もバッチリ 気がつけばアコースティックのみでも1時間50分という長めのセットだった。

エド・シーランが1人きりでほぼ2時間をやりきったステージに圧倒されたばかりだったけど、同じぐらいの長さをギター1本で魅せたジェイクの底力も、決して負けてはいない。前作「On My One」では、ラップとかいろんなことにもチャレンジしているのが面白かったけど、やっぱり剥き出しの生身の歌とギター以外、特別なものが何もないステージは、シンプルさゆえに心に響く。今さらながら、そういう当たり前の心地よさを堪能した。

ちなみにもう1曲のカバーは、ダニー・オキーフ“Good Time Charlie's Got the Blues” 。72年に全米9位という彼最大のヒット曲で、エルヴィス・プレスリーやウィリー・ネルソン等々、いろんな人がカバーしている。ダニー・オキーフの名前、どこで聞いたのか思い出せなかったけど、後で調べたらジャクソン・ブラウンの名盤「Running On Empty」の中の“The Road”のオリジナルを歌ってる人だった。もろにニール・ヤング風な曲もあるジェイクだけど、こんな形でジャクソンとも繋がってたかと妙に納得。

JAKE BUGG OSAKA SETLIST APR.24, 2018

1.How Soon the Dawn  
2.Saffron
3.Strange Creatures
4.Slide
5.Taste It
6.Simple as This
7.Bigger Lover  
8.Southen Rain
9.A Song About Love
10.Love Me the Way You Do
11.Indigo Blue
12.Trouble Town
13.Me And You
14.Folsom Prison Blues (Johnny Cash) 
15.Someone Told Me
16.There’s A Beast and We All Feed It
17.Slumville Sunrise
18.Broken  
19.In the Event of My Demise
20.The Love We're Hoping For
21.Seen It All  
22.Two Fingers
23.Good Time Charlie's Got the Blues (Danny O’Keefe)
24.Country Song
25.Waiting  
26.Lightning Bolt  

★インスタに、梅田クアトロの会場入りやライヴの様子とか、京都観光の様子が上がってるのだけど、あっという間の動画なのに、この日の大阪が雨だったからか、曲が "Southern Rain"だったり、新幹線に始まり、新幹線に終わってたりと、何気にこだわりを感じるな。

★でかい写真はユニバーサル・ミュージックのジェイクのページに。

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4月11日 ED SHEERAN @大阪城ホール

2018/05/08 23:09
エド・シーランを初めて観たのは、ストーン・ローゼズ復活で狂喜乱舞していた2012年のフジロック。当時はベロ出しジャケットのデビュー作「+」が話題の新人という程度の認識だったので、とりあえず遠目に見とく感じだったのだけど、やんちゃで素朴な少年オーラ全開で真昼のグリーン・ステージにたった1人で登場したと思ったら、その歌と披露した「1人盛り上げ力」は見事だった。それからあれよあれよという間に大スターになってしまった感じ。今回は初日の大阪城、武道館2日間の全公演を見事に完売

2012年は1月の初来日から東京オンリーでショウケースと3月の単独ライヴ、7月のフジロックとあって、その後の2014年8月の単独は初大阪もあったのだけど、気がついたら完売で見逃した で、今度こそと思った去年10月の公演が直前に自転車事故で骨折のために延期とまあここまで長い道のりだった。

この日は雨予想だったのだけど、何とか曇り空のまま、降らずに入場。今回の席はアリーナSS席\20,000と高いけど、スマッシュでもクリマンでもないので、優先予約も何もないまま取ったらB1ブロック。12列ぐらいずつの区切りだったから25列ぐらいの一番左端だった。う〜ん、久しぶりに遠い。 「÷」のジャケットを映したLEDスクリーンがステージ後方とステージ前上方にいくつもある。

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▼チケットもぎりして入場してすぐのところにお祝いの花がいくつも。無事来日は確かにめでたい。
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▼この遠さが残念だけど…
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定刻きっかりに登場と同時に総立ちになると、さらに遠い感じだけど、予想以上に黄色い歓声が多くてびっくり 今やアイドル的人気なんだなあ。6年前のフジロックに比べたら、髭を蓄えて多少は精悍になったかもしれないけど、気さくでやんちゃ少年な感じは相変わらず。元気よく“Castle on the Hill”でスタートして アリガト、コンニチワ、オオサカ!と声をかけ、「今日は今まで日本でやった中で一番でかいショウなんだ!」と初日の気合いコメントを 足元のループ・ステーションを映したかと思うと、ラップ炸裂の“Eraser”へ。この曲とか“Don't”は生で聴くと、アコギ1本のシンガー・ソングライターと言っても、ただ切々と歌うだけじゃない、イマドキ感バリバリ。ここらへんがカッコよかったりするんだなあと感心。しかも一人でまくし立てるだけじゃなく、コール&レスポンスで盛り上げるのも忘れない。

“The A Team”は、6年前、2012年に大阪のレコードストアでやった曲だと紹介してたけど、その時はもしかすると東京オンリーだったかも それでも皆が携帯のライトを揺らして作る星空は壮観だった。湧き起こる手拍子から、コーラスを重ねながらの熱唱が迫力だった“I'm a Mess”。 静かなイントロだけで歓声が起こったのは私も大好きな“Happier”に、アイリッシュのテンポいいノリで盛り上がった“Nancy Mulligan”等々。「歌って!」と言われて任された合唱は決して大きくはないけれど、それでも絶えず上がる“I love you!”の声などなど、客席の反応はとても温かい感じ

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スクリーンや背後の映像は、“The A Team”の時は、夜の街のネオンサインが「7日」「24時間」とか日本語だったし、ステージのエドそのままの時もあれば、遠く小さく見える本人が埋もれてしまうような思いきりポップでカラフルなもの、エドが新聞の一面になったかのようなコラージュ等々、なかなか凝ってるのだけど、それより何より、フジの野外だとそんなにわからなかったけど、ホールを揺るがす歌声の力強いこと! 

▼オフィシャルから拝借
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そして本編最後は文字通り“Sing”の オオオ、オ〜オオの大合唱&手拍子で締め。やがて客席が歌ってるうちに姿が見えなくなる。しばらくしてアンコールで再登場した姿をよく見れば、何と阪神タイガースの縦縞ユニ、しかも背中は1991年生まれだから「91 SHEERAN」って。やってくれるなあ 前日も甲子園の阪神-広島戦を観に行ってたのは知ってたけど。そんな中の“Shape of You”と思いきりギターをかき鳴らして“You Need Me, I Don't Need You ”まで、ほぼ2時間。もう圧巻の濃さだった。
▼Twitterから拝借 タテジマで熱唱
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ラップやアイリッシュ・トラッド等々、いろんなものをうまく取り込んでいるとは言え、アコギ主体の、決して派手ではない彼のアルバムが、何でここまで世界中で売れてるのかと思ってたけど、一目瞭然。ライヴの「地力」は、フジで観た時よりはるかにすごかった。

ライヴで1人きりになって、その場で自分の出した音を重ねていくのは、昔ならクイーンのブライアン・メイがディレイ・マシーンで自分のギター音を重ねて“ブライトン・ロック”の津軽三味線風ソロをやるのが定番だったし、ウィーザーのリヴァースや、レディオヘッドのトム・ヨークのライヴでも見て来た。でも、あくまでもバンドのライヴの一部、アクセントのレベル。1人で2時間、全編通して剥き出しのアコースティック・ライヴを、こんな大きな会場でやりきってしまうなんて、エド・シーランが初めてだ。

もしまたフジロックに来ることがあればヘッドライナーだろうな。「日本は純粋に聴いててくれるけど、英米だとしゃべってるか飲んでるかだから」みたいなことを言ってたから、日本特有の曲間の静かさや、私も含めて、初めてライヴを観る新しいファンが多いゆえの合唱の少なさも理解してくれてたとは思うんだけど、この次はもうちょっとしっかり合唱できるように、歌詞も予習しとかないとね。

ちなみに大阪で阪神タイガース・ユニだと、武道館2日間はどうするのかなと思ってたら、1日めは巨人、2日めは、サッカーの日本代表ユニで登場したそう。おお、さすがにライヴで鍛えてきただけあって、ご当地ウケのサービスもバッチリだね

▼オフィシャルから拝借。前日の甲子園では赤ユニを着てるのが残念だったけど、しっかり応援バットは持ってる(笑)
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▼Twitterから拝借終演後、客席に投げたのか、ユニをゲットしたファンが。うわあ、レアすぎる
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ED SHEERAN OSAKA SETLIST APR.11, 2018

1.Castle on the Hill
2.Eraser
3.The A Team
4.Don't / New Man  
5.Dive
6.Bloodstream
7.Happier
8.I'm a Mess
9.Tenerife Sea
10.Hearts Don't Break Around Here
11.Galway Girl
12.Feeling Good / I See Fire
13.Photograph
14.Perfect
15.Nancy Mulligan
16.Thinking Out Loud
17.Sing

Encore:
18.Shape of You
19.You Need Me, I Don't Need You

★何とこの日のライヴがフルセット&訳詩付きでyou tubeかれこれ1ヶ月経つのだけど、また興奮が甦る。

★去年の秋、元々の来日前に話題になった、猫の島として有名な福岡県新宮町相島(あいのしま)からエド・シーラン宛てのビデオ・レター、「拝啓エド・シーラン様 シェイプ・オブ・ユー」も素晴らしい。「猫好きならぜひ島に来てね」な観光PRだけど、猫の姿形やしなやかな動きと“Shape of You” がこんなに合うとはエド自身もfacebookでいつか行きたいと言ってるそうなので、実現するといいね。

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3月30日 PROPHETS OF RAGE @なんばHATCH

2018/04/07 15:38
思い返せばRAGE AGAINST THE MACHINEを大阪城ホールで観たのは2008年2月。その後ザック・デ・ラ・ロッチャの新ユニット、ONE DAY AS A LIONを2010年のフジロックで観た時、力強くはあったけれど、ザックは怒りの拳を振り上げる代わりに笑顔で歌っていた。何か違うなあ…な想いを抱きつつも、その後いつのまにかレイジの事もすっかりかまわなくなっていた。

それから7年あまり。レイジ、パブリック・エネミー、サイプレス・ヒルが合体して登場したPROPHETS OF RAGEの拳ジャケットと重たい音は、久しぶりにかつての危険な空気を甦らせてくれた。東京での本編「Vans Warped Tour Japan 2018」に先駆けて、とにかくここ大阪で日本で最初に生音を聴けるのだ。事前に直近のセトリをチェックしたら、その名を冠したアルバムに加えて、当然ながらレイジの曲がかなり多めで危ない匂いがする。でも、せっかくの20番代チケットだ。少々ビビりつつもやっぱり最前柵に張り付く。
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でも、よく見ると、私のいる左端はステージから降りるための階段が設置されてて、私の目の前にはスタッフが後方監視の為に乗っかると思しき木箱が。いつもの最前丸太鉄柵にも仮設用の白い柵が重ねてしっかりと紐でくくり付けられ、柵と柵のつなぎ目に至るまでとにかく頑丈に補強してある。さらにステージ前にはいつものOne to One スタッフの兄さん達に加え、カメラマンも含めた全員が口元を黒バンダナで覆ったバンド側のクルーがウロウロ。まるでテロリスト集団のような怪しい雰囲気だ。

こりゃ、どう見てもメンバーがステージから降りて来た時のパニックを覚悟しろってことだな。赤いライトに照らされたステージの機材と拳のバックドロップ。幸い、招待も出るぐらいなので、お客の入りはそれほどパンパンでもなく、圧死の心配はなさそうだ。

やがて定刻5分前、不意に客電が消えたかと思うと、ステージ左奥にDJロードが。胸に手を当ててジミヘンのノイジーなギター、「アメリカ国歌」からスタート。とにかくいろんな曲が連なり、絶えず客席合唱が湧き起こる。 「ダースベイダー」のテーマも口メロ 「フラッシュ・ゴードン」のテーマに、ツェッペリンの「移民の歌」やメタリカ等々、重量音なのに妙に楽しくてテンションが上がるセットで20分ほど。最後はニルヴァーナの“Smells Like A Teen Spirit”で、ハロー、ハローと叫びまくるうちに、サイレンが鳴り響き、メンバー登場。

そしてそのまま“Prophets of Rage”へとなだれ込む。冒頭からダイバーも続出。“Testify”“Take the Power Back”とレイジ曲が続いて、ようやく新作からの曲と思えばまた“Guerrilla Radio”と、テンション上がりっぱなし 「ファッキン・クラッシック!」だと紹介した“Fight the Power”の後は 、サイプレス・ヒル、パブリック・エネミー曲をつないでヒップ・ホップでグイグイと思ったら、突然身をかがめるように指示されて“Jump Around”で文字通りのジャンプ、ジャンプさらに“Sleep Now in the Fire”ヘ突入と血が騒ぐ流れは止まらない。Hey! Hey!の掛け声と振り上げた拳にも力がこもる 最後にAudioslaveの“ Cochise”のヘヴィなリフを織り込んで締めた後、オオキニ、オオサカ!の声と共にようやくひと息。

▼左側はベースのティム定位置。レッチリのフリーの如くバキバキ弾き!
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そして「歌詞を知ってるなら歌ってくれ、知らないなら平和を祈ってくれ」と、クリス・コーネル追悼として演奏されたのはAudioslaveの“Like a Stone”。決して大きくはないけれど合唱してくれてるファンもいて、私は「すみませんが、歌える人よろしくお願いします」モードだったけど、最初から最後までインストに徹した姿勢には熱くなった。

レイジとプロフェッツ、サイプレス・ヒル曲で沸騰温度を保ったまま、ラストは「これは世界で最も危険な歌」と紹介した“Killing In the Name”「And now you do what they told ya」と何度も叫びながら、興奮のうちに終了。大歓声の中、すぐに客電が点き、AC/DCの“ Back In Black”が流れる。アンコールもなくスパッ!と終えるところもまた彼ららしいカッコ良さ。DJから始まった1時間50分ほどのセットは、各々のキャリアと、それが生み出した現在の化学反応を余すところなく披露した、とてつもなく濃いものだった。

その間、B-リアルとチャックDの二人は、何度かステージ下に降りてきて、てっきりスタッフが乗ると思っていた目の前の木箱の上に乗って煽りまくったので、押し寄せるファンにもみくちゃになってた時に「目の前が股間」状態の中、どの曲で誰をどのぐらい触ったのか、汗だくの手と握手したのか、もうよく覚えていない。

トム・モレロは、私とは反対の右側に居たので、実際にこの眼で確かめられなかったけど、ギターのボディ裏に「もうかってまっか」とか、 「FUCK TRUMP」とか書いた紙を貼付けてはウケてたと、後からあちこちのツイッターで確認。他所では「そだねー」もあったそう。ベースボール・キャップを被ってる彼がダブルネックのギターを弾いてた時は、思わずチープ・トリックのリック・ニールセンがダブった
▼以下、ツイッターからの証拠写真拝借、ごめんなさいでも、撮ってくれてありがとうね画像







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▼終演後に余韻の拳!
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とまあ、久々に充実したライヴだった一方で、間違いなくレイジの重い音なのに、ザックがいないことが不思議に思えたのは私だけじゃないだろう。B-リアルとチャックDの最強タッグは、レイジの音に素晴らしくハマっていたから、違和感や物足りなさは全くない。でも、逆にザック抜きでこれほど濃い音が出せるなら、もし彼が居たら?と妄想の一つもしたくなるというもの。ザックは2016年には、 “Digging for Windows”なる曲もリリースしているのだけど、果たして今は何をしているのやら…。

ともあれ、久々に危なくて重くて血の騒ぐライヴに参戦して、このところいかに快適ライヴに慣れきってたかを思い知った。喝!だ。「これが大阪で最初のステージだけど、これから先何度もあるショウの第一歩。また必ず戻って来る」と言ってたけど、どうか単なるリップサービスで終わりませんように

PROPHETS OF RAGE OSAKA SETLIST MAR.30, 2018

1.Prophets of Rage (Public Enemy)
2.Testify (Rage Against the Machine)
3.Take the Power Back (Rage Against the Machine)
4.Living on the 110
5.Hail to the Chief
6.Guerrilla Radio (Rage Against the Machine)
7.Legalize Me
8.Fight the Power (Public Enemy)
9.Hand on the Pump / Can't Truss It / Insane in the Brain / Bring the Noise / I  Ain't Goin' Out Like That /
Welcome to the Terrordome /Jump Around

10.Sleep Now in the Fire (Rage Against the Machine)
11.Like a Stone (Audioslave)
12.V.H./DJ Battle
13.Know Your Enemy (Rage Against the Machine)
14.Bullet in the Head (Rage Against the Machine)
15.Unfuck The World
16.How I Could Just Kill a Man (Cypress Hill)
17.Bulls on Parade (Rage Against the Machine)
18.Killing in the Name (Rage Against the Machine)

▼セトリ通り、きっちりやってくれた模様
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そうそう、この日の大阪と3日の名古屋は、クリマン会員の招待が出たのだけど、その招待条件のメールにびっくりそこまでやるか?と呆れてしまった。

「今回の受付より、3Aでは同伴者の方の氏名を事前にお知らせ頂くことになりました。」

とあって、よく読むと、

「同伴者のお名前をモニターお申込み時に頂き、かつ 当日も同伴者の方の身分証と事前にお知らせ頂いたお名前が一致するかのマッチングをさせて頂きます。事前にお名前をお知らせせずに、当日同伴者をお連れ頂いた場合は、大変申し訳ありませんが、同伴者の方の入場はお断りさせて頂きます。お一人で参加予定の方は、同伴者の欄は空欄でお申込み下さい。」

要するに、招待申込みの段階から同伴者の氏名まで申告した上、当日も身分証明書で同伴者の本人確認が必要。事前に申告なしだと入場不可ってことだ。自分ひとりの事じゃなく、同伴者にも「身分証明書持参で絶対来い!」なプレッシャーかけるわけだから、当たったら一緒に行こうよ、なんて気軽に誘えない。私は招待ライヴに一人で行く時、せっかくもう1人枠があるんだから、と当日券売場で並ぶ人に声をかけて、入場だけ一緒にすることもあるのだけど、これだと当日、急遽別の人をってのもダメ。

そんなにうるさいなら止めようって思う、それが目的?来なくてもいい、ボツにされてもいい招待って いや、そもそも招待って、完売じゃないライヴに1人でも多く来てもらうためじゃなかったっけ本末転倒というか、何だかすごく逆行してる感じがする。

「オークション・サイトやフリマ・サイト等でモニターの同伴資格を販売している方が見受けられ、それら行為の抑止」ってのがその理由らしいけど、最近問題のチケット高額転売で儲けてる悪徳業者は論外としても、会員の招待同伴資格まで転売が出るのは、VIPパッケージなどと謳って定価のチケット代相場もどんどん高騰、ドリンク代も値上げされてと、金銭的に「誰もが気軽にライヴに行ける」環境がどんどん遠のいてるからじゃないのか。それでもファンは1円だって無駄にせず、少しでも負担を軽くしていろんなライヴに行きたいのだ。

だからこそ「曲もよく知らないけど、招待ならちょっと行ってみよう」「チケット代高くて諦めてたけど、招待ならやっぱり観てみたい!」って時に、とってもありがたい招待なのに、ずいぶんと息苦しい話になってきたアーティスト側だって、入場規制が厳しくて空いてるより、気軽にたくさん来てくれる方が嬉しいはずなのにね。

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3月8日 JET @なんばHATCH

2018/03/12 19:01
実は昨夏のフジロック出演が決まるまでは、再結成していたことも知らなかった。しかもその理由が、BOSSことブルース・スプリングスティーンから豪州ツアー同行を依頼されたからメンバー曰く「ボスに呼ばれたら、断れないよね」バンドの再結成は数々あれど、最高にロックンロールな理由じゃないか

そして2009年以来となったフジロックでは、後期ジム・モリソンの如く髭を蓄え、貫禄あるニックの風貌に驚いたけれど、例の曲を始め、変わらぬロケンロールにタイムスリップのごとく興奮した。ドラムセットのバスドラヘッドマークがいつものJETではなくカタカナの「ジェット」になっていたのも、久々の日本への想いを感じて嬉しかった。

▼昨夏のフジロックにて
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それから半年あまり。大阪単独ライヴとなると2010年1月以来だ。その時も確かここなんばHATCHだった。今回は整理番号も100番越えで無理かと思ったが、ラッキーにも何とか最前キープ。

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まずはサポートのドミコ。歌ってる以外は寝起きで不機嫌、みたいなダボダボTシャツ&パンツのヴォーカル&ギター君と、超パワフルなドラムの2人組。ハズレ気味な歌がちょっとジョン・ライドンっぽいパンクな感じだったり、ある時はポップだったり。かと思えば延々インスト展開したり、何というか唯我独尊の世界で、2人とは思えない音だった。ドラムセットが客席ではなく、右端に立つヴォーカル君の方向を向いてたので、左端にいた私はドラマーの白Tシャツ背中見てるだけの30分足らず。とは言え、これはハマる人はハマるだろうなあという面白さだった。

セットチェンジの間は、The Clashの“London Calling”に始まり、Rolling Stonesの“Bitch”に“Sympathy For The Devil”等々、テンション上がる曲がガンガン流れ、8時を少し過ぎてJETの面々が登場。のっけから手拍子が沸き起こり、 “Get What You Need”を皮切りに“She's a Genius” “Rollover D.J.”と快調に飛ばす。最初はレザーのジャケットを着ていたニックも早々に脱ぎ捨てての熱唱。曲によってはドラムのクリスや、ギターのキャメロンもヴォーカルを披露しつつ、名古屋、東京、大阪と3日連続のライヴとは思えないぐらいパワフルな王道ロックンロールのセットが進む。
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“Seventeen”オオッオオオはもちろん、沁みるバラード“Look What You've Done”まで、客席合唱も絶えないし、フジの時にも思ったけど、本当に8年も新譜を出してないバンドのライヴとは思えない盛り上がり。そしてニックがタンバリンを持てばそれだけで大歓声と手拍子のあの曲、 “Are You Gonna Be My Girl”だ。間髪入れず“Put Your Money Where Your Mouth is”と続き、本編ラストの“Rip It Up”までグイグイ攻める。

「One more song」コールと熱い拍手が続く中、アンコールは重量級から一転、ニックがアコギで一人歌う“Shine On”と、ドラムのクリスがステージ前まで出てきて歌う“Move On” And I will shine on for everyone (みんなのために輝こう) とかYeah I’m gonna have to move on (そうだ、前に進まなきゃ)という詞の2曲を選んだのは、また第2章が始まるという決意表明のようにも思えるし、何よりそれに寄り添う客席合唱が何とも温かくていい感じ そしてひと息しみじみした後は、“Cold Hard Bitch” でいつものどっしりロックンロールで締めてくれた。正に「これでいいのだ!」と納得の1時間半。

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2月に見たRIDEは、再結成だけにとどまらず、新作と共にアップデートした、あくまでも最新の姿を見せてくれたから、やはり再結成の極意とは、過去を踏まえた上でこうあるべきだと納得していた。でも、8年あまりの時差や懐メロ臭など全く感じないロックンロールをそのまま今の彼らとして披露したJETを見て、これもまた彼らにふさわしい形なのだと改めて思えた。

特にニックは昨年11月に初のソロ作「 Sugar Rush」を発表して、ビデオも公開しているのに、そこには全く触れずに徹頭徹尾「JET」 だった。その心意気がまたファンを離さないのに違いない。

JET OSAKA SETLIST MAR.8, 2018

1.Get What You Need
2.She's a Genius
3.Rollover D.J.
4.Lazy Gun
5.Black Hearts (On Fire)
6.Skin and Bones
7.Shiny Magazine
8.Seventeen
9.Walk
10.Look What You've Done
11.Kings Horses
12.Come Around Again
13.Bring It on Back
14.Are You Gonna Be My Girl
15.Put Your Money Where Your Mouth is
16.Take It or Leave It
17.Get Me Outta Here  
18.Rip It Up

Encore:
19.Shine On
20.Move On 
21.Last Chance
22.Cold Hard Bitch

ガラケー@HATCHの写真は最前でも遠くて限界あるなあ、と思ってたら、 Rockin'Onのサイトに3/7の東京レポなのに、何故か3/8大阪ライヴの写真が出てて、そうそう、こんな感じでした。ちなみに、大阪では静かだなんて言わなかったよ。

★いつもセトリの参考にしてるsetlist.fmは、3/7東京、新木場スタジオコーストのライヴの日付が大阪の3/8のままになってる。まあ中身は東京と一緒だから、このまま会場名を「なんばHATCH」に訂正すべき?でもそれだとURLも変わるし、う〜ん、どうしたものか


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3月6日 THE AMAZONS @梅田クアトロ

2018/03/08 15:13
昨夏のフジロックで、あの“Junk Food Forever”の大合唱が強烈だった THE AMAZONS。他にも客席合唱のツボ満載の王道ロック。楽しくないわけがない、とクアトロに行くと、久々に入場待ちの非常階段封鎖。あ〜、やっぱりお客はかなり少ない この3月の公演からは全クアトロも遂に!の「ドリンク代600円」の赤字ボードが入口前の柵に。
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余裕の最前待機でステージを見ると、フジロックでも観た、デビュー作のあの車を燃やしたジャケ写真のバックドロップ。でもほとんどライトも当たらずただの壁に近い感じ。

定刻を10分ほど過ぎて、FRANZ FERDINANDの“Do You Want To”にテンション上げてたら、曲がフェイドアウトしたところで、メンバー登場。オープニング“Stay With Me”からさっそくオオオの合唱で盛り上がる。

ヴォーカルのマットは「オオサカで初めてのショウだよね」と声をかけ、歓声で応える。ちゃんと曲終わりには「オオキニ」客席からの“We Love You” の声には“We love you,too”と返してくれる律儀さ。客席からは「少なくてゴメンね」なんて声もあがったけど、通じてないだろなあ。デビュー作から次々と披露される曲は、どれも小気味よくて合唱も快感だ。

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左手に居たオールバックのギター、クリスは、ちょっと満島真之介似でクールな感じだけど、もう近すぎて見上げつつ、写真がうまく撮れないほど前に出てきてくれることも度々。
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マットがアコギに持ち替えた“Holy Roller”では、さっきまでギターを運んだりしてたギター・テク君もレスポールで参加する一コマも。

▼奥がギター・テク君
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そして終盤、 「ゲンキデスカー?」の声と共に始まった“Little Something”では、ヘヴィなギターリフの口メロ合唱も起こり、前日の東京でもやったとは聞いてたけど、そう来るか〜ってぐらい自然にT.REXの“20th Century Boy”のカヴァーを挿んでくれて狂喜乱舞いや〜カッコよかったオオオの客席とのコール&レスポンスもバッチリ決まって“Black Magic”で本編終了。

再登場を待つ間はあの“Junk Food Forever” の合唱フレーズオ〜オオオ〜と手拍子が途切れそうになりつつも延々続く。アンコールはシングル曲“Nightdriving”でまずは明るくダンス・モードの後、「タイム・トゥ・キーボード」と、ステージに置かれたキーボードの前に座ったマットが切々と一人聴かせてくれた“Palace”を。重量系の後だけに沁みた。そしてラストはシンバルやキーボードで思いきり煽りながら“Junk Food Forever”が始まり、客席大合唱で1時間15分ほどのセットは終了。

何故か柵前にはスタッフが一人も居なくて、勝手にダイヴしては床まで落ちる奴もいるし、外人カメラマンは絶対に身を屈めず、壁になったままで目の前をウロウロするしで最前柵定席組としてはウザい瞬間も多々あったのだけど、そんなことも吹っ飛ばす快感ロックだった。

たとえば同じ王道ロックン・ロールでも、THE STRUTSのような華はない。だけど、そこがまた骨太かつポップな彼らの味でもある。唯一の気がかりは、この次もまた大阪に来てくれるかだな

THE AMAZONS OSAKA SETLIST MAR.6, 2018

1.Stay With Me
2.Ultraviolet
3.Raindrops
4.Burn My Eyes
5.Howling
6.Holy Roller
7.In My Mind
8.Little Something /20th Century Boy(by T.REX)
9.Black Magic / Millions (The Party)

Encore:
10.Nightdriving
11.Palace
12.Junk Food Forever

▼本日のセトリFAXとフライヤー、アンコールのNightdrivingは書いてなかったね
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▼おまけ:初来日、2017/7/29:フジロックのレッドマーキーにて
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3月1日 「ワイト島のドアーズ1970」ライヴ絶響上映@ZEPPなんば

2018/03/04 23:18
「ザ・ドアーズのデビュー50周年 & 第1回ワイト島フェスティヴァルの開催から50年の ダブル記念! ライヴ・フィルム『ワイト島のドアーズ1970』(The Doors Live at The Isle Of Wight Festival)を 3月1日(木)東京/大阪/名古屋の3大Zeppにて、一夜限定ライヴ絶響上映決定! 」

という告知があったのが今年の1月4日。ドアーズがデビュー作「The Doors(邦題:ハートに火をつけて)」を発売したのが1967年1月4日だったことから、ロサンゼルスが「ドアーズの日」としている、その日だった。

さらに東名阪のZEPPでの同時爆音上映が開催される3月1日は、数あるドアーズ事件簿の中でも筆頭の「マイアミ事件」の日だ。1969年3月1日、フロリダ州マイアミのディナー・キー・オーディトリアムでのコンサートで、ジム・モリソンがファンを挑発し、下半身を露出した(実際はトランクスを履いていたらしい)として暴動、大混乱が起きた日。う〜ん、これは知っててこだわってるのか、はたまた会場都合の偶然か。

これまでツェッペリンやストーンズ等々、絶響上映をやってるのは知っていたけど、爆音って言っても、映画にしちゃ割高な話だし、とスルーしてきた。それでもドアーズ最後のライヴ映像で、この先こういう形の上映があるかどうかわからないなんて言われると、さすがに無視できなくてZEPPへ。

前夜遅くからこの日の朝方にかけて暴風雨だった大阪も、午後には何とか晴れてくれた。それでも強風はなかなか収まらず、JRなどあちこちの電車が強風のトラブルで遅れてたし、ZEPP外待ちも寒かった。正に春の嵐な1日。“Riders On The Storm”だ。

プレミアム指定席¥4000は高いしと、普通に発売初日に自由席¥3000のチケットを取ったら、整理番号が1000番越え プレミアムにしとくべきだったかと途方にくれたけど、幸運にも「ぴあ」のご招待にも当選通常のチケットか招待か、どちらか早い方で入ることに。

ぴあの招待状には18:00開場とあり、チケットは18:30開場。結局開場は18:30が正しくて、招待受付は1番手で、即入場。特別な招待席ではなくフロアの前方自由席どこでもOKだった。フロアの半分ほどにパイプ椅子がずらーっと並べてあって、プレミアム指定席は、ほんの一段分高い後方エリアで、自由席と大差はなさそうだし、スタンディング¥2500は、右端に柵で囲ったほんの一角のみ。どっちの席種も迷ったけど止めて正解だったな。

まず7時半開演の5分前からは、東京のZEPPの音声のみ中継。ソニー・ミュージックの絶響上映担当、川口氏によるインフォメーション、上映前の諸注意など。今回はぴあの他に26歳以下の人限定100名の招待もあったのだけど、何でその年齢でと思ったら、このライヴの時のジム・モリソンが26歳。なのでそれより若い人たちに見てもらいたい、ってことらしい。

続いて「ハートに火をつけて」に乗って、萩原健太X亀渕昭信のトーク。亀渕氏は1967年当時サンフランシスコにいて、フィルモアで「まだ新人のドアーズのライヴを観てるという唯一の日本人」らしい。羨ましい限りだけど、なにぶん昔の話だからか、ライヴのどこがどう凄かったのか、具体的な体験談はなかったな。

当時のドアーズの珍しいポスターも持参されたのだけど、いくらレアものでも、東京以外は音声だけなんだから、意味ないやんと心でツッコミまくる。テレビ会議とか、ネットの動画中継が出来るのに、何でここは今時音声だけなの?まあポスターのサイケデリックな、読みづらいデザイン文字だってのは想像できるけど。あとはこの時の第3回ワイト島フェスが失敗と言われてるとか、フリー・コンサートと思った客とトラブルがあった等々の話ぐらいで、30分足らず。せっかくこの日にやるんだから、「マイアミ事件の日」だってこともひと言、言っといてほしかったなあ。

そしていよいよ8時前からライヴ上映開始。大音量の“Roadhouse Blues”のライヴ音源に乗って、バイクに乗ったライダー目線からの映像、フェス会場の様子などが流れる。その映像に英文字幕でフェスの説明とか、マイアミ事件の後で、ライヴが出来なくなっていた当時のドアーズの状況説明が延々流れるのだけど、事前に配布されてた訳文がこうだ。

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1970年8月26日、イングランド南岸のワイト島で音楽祭が開催された。
出演者はドアーズ、J.ヘンドリックス、ザ・フー、M,デイヴィス、テン・イヤーズ・アフター、J.バエズ、J.ミッチェルら、当時のスターたち。

開催時の観客数はウッドストックをしのぐ60万人にのぼった。最後となったワイト島フェスに、記録的な人数が集まった。悪天候や押し寄せるファン、交通の不便など悪条件にも耐えた観客は最高の時間を過ごした。

ドアーズは前年に起きたコンサートの「事件」で初の大型北米ツアーが中止に追い込まれたストレスを発散するべく、このフェスに臨んだ。この時ジム・モリソンはマイアミでの裁判で、みだらな行為、公然猥褻罪、冒涜的な言葉や泥酔などの嫌疑をかけられていた。有罪判決を受ければ、彼は3年間マイアミの悪名高き刑務所に服役する可能性があった。

ドアーズのライヴは8月30日午前2時に始まった。照明機材を持ち込み忘れた彼らのステージは非常に暗く赤いスポットライトが照らされるのみだった。トラブルに反してジムは集中していた。

R.マンザレクはこう述べている。
「充実したステージでジムの声の調子もよかった。酒を断っていた彼は全力で歌いきったよ。」

この音楽祭の後ドアーズは2回だけ公演を開催。その後ジムはパリへ発ち、そのまま帰らぬ人となった。

これはドアーズ公演としては最後の収録映像である。
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「ウッドストック」やモンタレポップ等々海外のフェスのみならず、海外のライヴで圧倒的多数の観客を映した映像をいろいろ見て来たけど、昔ほど「すごい!」と感動していない自分に気がついた。「日本でロックの野外フェスなんて絶対無理!」と言われてた時期を経て、今は自分もフジロックに毎年通っていて、身近になったからかもしれないな。

アナウンスに続いて登場したドアーズは、 “Backdoor Man”からスタート。この頃のジムは太って老け込んで、たっぷり髭を蓄えて、ステージでも目を閉じてマイクに寄りかかる感じで、かつてのように客を煽るような動きもなければ、観客の声に応えることもない。ステージの照明も暗くて単調で、画面的にも決していい出来だとは思わない。

それでも、さすがにキーを落としてるところはあるものの、レイ・マンザレクのコメントにあるように、ジムの声には力が漲っているし、その歌に絡みつくメンバーのインスト・パートも、ジャズやプログレのように延々とうねりながら、どんどん膨らみ、聴き手を引き込んでいく。

元々11分を超える大作の“When The Music's Over”や、大ヒット“Light My Fire”も大歓声。でも、何と言っても圧巻は途中に“Celebration Of The Lizard”や“Crossroad Blues”等々を織り込んだ“The End”だ。末期ドアーズにさほど興味はない、と自分では思ってたけど、ああ、やっぱりすごいなあと素直に圧倒された。もしこの時代にリアルタイムでドアーズをフェスで観たら、もっと強烈だったろう。曲目は以下6曲:

The Doors Live at The Isle Of Wight Festival: Aug.30,1970

1.Backdoor Man
2.Break On Through To The Other Side
3.When The Music's Over
4.Ship Of Fools
5.Light My Fire
6.The End

ただ、曲の終わりと共にそのまま全6曲、1時間少々のフィルムも終わってしまう。記録としての価値はそれなりあるだろうけど、アンコールでやったという“Roadhouse Blues”の映像はないし、DVDの特典にはインタビューやらついているらしいけど、どうせなら本編にステージに上がる前後のメンバーの様子とか、このフェスに参加した際のドアーズのオフの未公開映像もあればなあと思った。

とは言え、26歳の夏の終わり、ジム・モリソンは確かに全力で歌っていたのだ。いつものような挑発も、悪ふざけや気まぐれも微塵もなく、レイ・マンザレクが言った通り、歌に集中していた。この後のコンサートでは、後に「L.A.Woman」に収録される新曲を披露して喝采を浴びた日もあれば、観客に向かってマイクを投げつけて歌うのを止めてしまい、そのままライヴも終了…と、いつも通りやらかしてたというから、この日はもう奇跡的と言えるのかもしれないな。

上映前のトークで、亀渕氏は、 「ドアーズの不幸はジム・モリソンが前に出過ぎちゃったことかも…」なんて言ってた。でも、当時を原体験出来ずに想いを馳せてきたファンなら、絶対にそんなことは思うまい。1970年から48年経って、今また改めてその映像が取り沙汰され、観る者の想いを呼び起こしていくのは、やっぱりジムの圧倒的存在感があってこそだ。

正直なところ、ライヴの内容や上映のやり方に関して、ちょっとぼったくり感というか、残念なところは否めない。、そもそもはこの2月14日発売になった「ワイト島のドアーズ 1970 」のDVDに合わせたイベントでもあるし。ポスター付きなので、この日会場で購入している人もいた。さて自分はどうしたものか。ファンとしての貴重度からは買っとくべきだろうけど、内容は微妙なだけに悩ましい。

▼会場に撮影コーナーもあったりしたけど
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▼一番ウケたのはジムに絡めたスペシャル・ドリンク、ジントニックじゃなく「JIMTONIC」きついお酒だから、飲まなかったけど…。
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▼フライヤー(現物はB6判のミニサイズ)と、ステージパスみたいな生地ステッカー
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拡大すると
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2月21日 RIDE @ なんばHATCH

2018/03/04 02:47
再結成後のRIDEは、2015年のフジロック、同じ年11月の単独来日と観ていて、オアシス在籍時には後方でベースを弾いていたアンディが本来のギター&ヴォーカルを務めてる姿だけで、ああ、ライドだなあと感慨深かった。今回もその時と同じハコだけど、何と96年の「タランチュラ」以来21年ぶりの新作 「ウェザー・ダイアリーズ」を引っさげての再来日

それでなくても昔の名作アルバム30周年でデラックス盤再発とか、完全再現ライヴとかが流行ってるこのご時世に、何かの記念でもう一度集まったような同窓会の延長レベルじゃなく、あくまでも2017年の新作ツアー。その「ウェザー・ダイアリーズ」も、予想以上に王道のRIDEで、21年ぶりとは思えない出来だったから期待も高まるというもの

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当然の最前待機で、まずはサポートのNOVEMBERS。ノイジーなギターとかRIDEと重なるところもあるかなと思いつつの30分。

そして午後8時、メンバー登場。前回は深めに帽子を被っていたマークが、今回はほぼスキンヘッドライトに照らされる丸い頭がピカピカで、しかも第一声がマイド! って。大阪愛をありがとう

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新作同様に“Lannoy Point” “Charm Assault”と2017年2連発でスタートし、 「Good to be back,Osaka」とご挨拶の後は、あのベースラインだけで歓声が上がった“Seagull”へ。1990年へ戻りつつも、もうアンコールかってぐらいイマドキのパワーでノイジーにグイグイ迫る。しばらく歓声が止まないほどの熱演に3曲めにして掴まれた。

そして再び新作のタイトル曲“Weather Diaries”をじっくりと。27年の時差など関係なしの変幻自在ぷりを見せつつも、“Pulsar”“Catch You Dreaming”と、2月にリリースされたばかりのEP 「Tomorrow's Shore」からの曲もと、あくまで現在形を軸に進むセットは頼もしい限り。そこに、“Twisterella”のような明るい曲や、浮遊感とノイジーなギターのコントラストがまさにRIDEな“Dreams Burn Down”等々、昔の曲が絶妙に織り込まれていく。

“Vapour Trail”にキュンとした後には、SMASHやスタッフに謝辞を述べつつ、「この後、台湾に初めて行くんだ。良いところかい?」 そして、シューゲイザーの面目躍如で、シンバルやノイジーなギターで10分以上に及ぶ“Drive Blind”で思いきり盛り上げながらいったん終了。

▼ノイズを出すアンディと客席を煽るマーク
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アンコールで再登場すると、「20年ぐらい前、大阪でプレイしたけど、観た人どのくらいいる?」としばし昔の話に。客席から、「クラブクアトロ」、 「CARNIVAL OF LIGHT」の声が。マークも、「うん、そうそう、クアトロだよ」 と思い出した様子。

調べたら95年の1月に心斎橋クアトロで2日間もやってて、私も2日目の方に観に行ってた。Stoogesの“I Wanna Be Your Dog”で締めるというセトリには狂喜したはずなんだけど、もうよく覚えてないなあ。そして“White Sands”から始まり、ピコピコなイントロの“Leave Them All Behind”など挿んで最後は“Chelsea Girl”。

終わってみれば10時前で、ほぼ2時間。今のライド、昔のライド。どちらもしっかり堪能できる中身の濃さだった。あのギターもノイジーなサウンドも美しいメロディやハーモニーも。新たな音と調和しながら厳然として目の前にある不思議。でも、それが30年近い時のうねりを越えてきたRIDEなのだ。まだ当分つきあうことになりそうだね。

▼おまけ:前回2015年は二人とも帽子被ってました
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RIDE OSAKA SETLIST FEB.21, 2018

1.Lannoy Point
2.Charm Assault
3.Seagull
4.Weather Diaries
5.Taste
6.Pulsar
7.Catch You Dreaming
8.Twisterella
9.Dreams Burn Down
10.Cali
11.Time of Her Time
12.Lateral Alice
13.All I Want
14.OX4
15.Vapour Trail
16.Drive Blind

Encore:
17.White Sands
18.Leave Them All Behind
19.Polar Bear
20.Chelsea Girl

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2月13日 FATHER JOHN MISTY @梅田クラブクアトロ

2018/02/25 11:34
THE XXと同様、「フジロックで観れなかったけど高評価」だった FATHER JOHN MISTY。一聴したところ、まあごく普通にアメリカのシンガー・ソングライターって感じだけど、メロディの癖がジャクソン・ブラウンと重なるところが多々あって、長年のジャクソン・ファンとしては生歌が大いに気になってクアトロへ。

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ライヴは通常は午後6時開場、7時開演が多いけど、この日は前座無しで1時間遅い8時開演。長びくと帰りが大変 ではあるけど、普通に7時開演であっても、前座がつくと、セットチェンジを挿んだ本編は結局8時からになるから、終演時間が遅くなることに変わりはない。それなら、始まりは少々遅くても前座無しの方が、集中して観れるし、疲れない分ありがたいかも。

曲の感じから言って、ステージはアコースティック基調かなと思いきや、ステージに所狭しと機材が並ぶ大所帯のバンド編成。サングラスをかけ、髭をたくわえた白シャツ姿の大男、FATHER JOHN MISTY こと、ジョシュ・ティルマンが中央にアコギを抱えて立ち、 "I Love You, Honeybear"でゆったりスタート。
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時にタンバリンに持ち替えたりもしながら進むセットに、客席からは「おとーさん!」なんて声も。特に紹介もなくサラッと始まり、口笛も交えた8曲目は、実は世界初披露の新曲 “Mr Tillman”だったとは後でわかった。

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「僕らを初めて観る人が多いんだろうね。」なんて言葉には、フジロック観たよ!の声も飛びかうものの、今まで単独公演がなかったのだから、「何せ6年間いろいろリサーチして、あちこち飛び回って酒もたくさん飲んでたからね」なんてちょっと笑わせる。で、イントロから歓声の“Total Entertainment Forever”へ。「6年間」とは、ジョシュがFLEET FOXES を脱退した2012年1月の来日公演後以来ということだ。そしてほぼキーボードだけでじっくり歌い上げた“Bored in the USA”から”Ballad of the Dying Man”と続く流れは、やっぱり同じくアメリカを歌うジャクソン・ブラウンが重なってくる。次第に熱唱レベルが上昇していき、“Pure Comedy”でいったん終了。

温かいムードのオーディエンスに感謝を述べつつ、アンコールは“Real Love Baby”から。続く“So I'm Growing Old on Magic Mountain”もじっくり聴かせるいい歌だなあと聴き惚れる。客席から思わず飛び出した「ありがとう!」の声に、ジョシュも「Arigato,too」

そしてラストは一転して、“The Ideal Husband”を 思いきりノイジーな中での熱唱をバシッと切る感じで終了。1時間40分ほどのセットだった。まちがいなくジャクソン・ブラウンとも繋がる流れにある人だけど、後半からの意外なほどの熱量は、やっぱり彼独特のものだ。地味ながら客を掴んでいくタイプだから、フジロックの評判も納得だな

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6年前のフリート・フォクシーズの大阪公演は、私も観たはずだけど、ドラマーが彼だったことなど覚えてない そのフォクシーズも、この1月に新作と共に6年ぶりに来日。大阪はポール・ウェラー御大のライヴと重なって観れなかったけれど、来日公演を最後に脱退したジョシュと、活動休止になったフォクシーズが、ほぼ同時期に、また日本でそれぞれの道を示す形になったのも、何とも不思議なめぐり合わせだなあ。

▼セトリ写真撮らせてもらった友人から。下の方が汚れてるのはジョシュの足跡だそう
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FATHER JOHN MISTY OSAKA SETLIST FEB.13, 2018

1.I Love You, Honeybear
2.Nancy From Now On
3.Chateau Lobby #4 (in C for Two Virgins)
4.Only Son of the Ladiesman
5.Misty's Nightmares 1 & 2
6.The Night Josh Tillman Came to Our Apt.
7.Strange Encounter
8.Mr. Tillman (new song)
9.Funtimes in Babylon
10.Total Entertainment Forever
11.Things It Would Have Been Helpful to Know Before the Revolution
12.Bored in the USA
13.Ballad of the Dying Man
14.True Affection
15.I'm Writing a Novel
16.Hollywood Forever Cemetery Sings
17.Pure Comedy

Encore:
18.Real Love Baby
19.So I'm Growing Old on Magic Mountain
20.Holy Shit
21.The Ideal Husband

新作、 「collectable art cards」付きってのが気になる
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ついでにJACKSON BROWNEのも貼っとこう 昨秋の来日公演は、以前のように客のリクエストに振り回されることなく、余裕で応えてるのが印象的だった

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2月9日 THE XX @ ZEPP大阪 BAYSIDE

2018/02/20 02:32
2009年、あのバツ印1つのジャケットのデビュー作が出た時から、その名は気になってはいたのだけど、エレクトロ系?などと適当にスルーしていたら、最新作「I SEE YOU」は、前作に続いて全英1位、全米2位とすっかり大物に。私は観れなかったけど、昨夏のフジロックでもベスト・アクトと評判になり、毎年参加しているCROSSBEATの年間ベスト・アルバムでも1位。

で、何よりのポイントは今回が大阪初ライヴということだ。2010年5月の初来日以降、東京単独と3度のフジロックのみ。これはここで観とかないと、大阪は当分無理かも と後から慌ててチケットを取ったら「Z135番」 数字の前にAとかBならわかるけど、これはとんでもなく後ろってこと

で、これまた去年2月にオープンして以来まだ行ったことがなかったZEPP大阪 BAYSIDE にも初見参。JR桜島駅はサマソニ大阪で乗り降りするけど、どんなへき地かと思いきや、駅から5分のわかりやすいロケーションで、途中には小さめながらホテルやコンビニもある。

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開場待ちの入場列並びはどこのZEPPでも屋外なので、寒かったり雨だったりするとつらいけど、ここは上りの坂道沿いにずらーっと。チケットの整理番号には、Zだけじゃなく、Sとかいろいろついてて、番号ごとのボード探してウロウロしてると 結局それも手違いで、 「Sの100番もZの100番も一緒に入場」というアナウンウンスが。とりあえずAがついてる人よりは早めで普通に135番ってことで入場。それでも最前は無理っぽかったので、とりあえず1つめの柵に待機。でも他のハコと違ってフロアの段差ゼロなので、やっぱり人の頭の隙間からかろうじて見る感じ

7時の定刻にわずかにフライングで登場したオープニング・アクトは、Sapphire Slowsという女性。ストレート黒髪ロングヘアで、ステージ右端で1人シンセサイザーやキーボードを操りながら、時々ふわーっと妖しいヴォーカルを載せる。何という事もなく漂う感じで30分。

そしてセット・チェンジが意外とかかって、XXの3人が登場したのは8時20分ごろ。最新作「I See You」と同じくダンサブルな“Dangerous”でスタート。後方の高台でシンセサイザー類を操作するジェイミー。左手に黒髪ワンレンのロミー、右手にオリヴァー。背中に刺繍の入った黒のスカジャンで揃えた3人が、たちまちフロアを沸騰させていく。ビートの効いたエレクトロ系はもちろんだけれど、 “Say Something Loving”のように、わかりやすいメロディの曲も多くて、客席合唱で盛り上がることも多々。私も「にわかですみません」などと気にすることもなく大いに叫ぶ

▼以下、頭の隙間からかろうじて撮ったガラケーの限界的証拠写真3つ
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何で彼らがこんなに騒がれているのか、アルバムをサラッと聴いただけでは正直よくわからなかったのだけど、ライヴだと歌ものとダンス・ビートのグルーヴのブレンドが絶妙なのだ。もっとクールで淡々とビートを繰り出すイメージだったけど、「これは自分にとってとても意味のある曲だから」とロミーが切々と弾き語りをした“Performance”など、生身の歌も沁みた。

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それでも終盤はどんどんダンス系にシフトして、ロミー&オリヴァーがステージを引き上げた後、 「ジェイミーXX」の面目躍如なソロ曲“Loud Places”で グイグイ上げて ラストの“Angels”までの流れは圧巻。これはフェスだとさぞ凄かったろうなあと昨夏のフジロックでベスト・アクトと言われたのも納得の締めだった。U2も最新作では歌謡曲かとさえ思えるベタなところがあるし、直球ロックンロールとはまた違う素直さも、イマドキな魅力なのかも。ともあれ、ようやく追いつけた感じの大阪初見参。来てくれてありがとうね。
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THE XX OSAKA SETLIST FEB.9, 2018

1.Dangerous
2.Islands
3.Crystalised
4.Say Something Loving
5.Heart Skipped a Beat
6.Reunion
7.A Violent Noise
8.I Dare You
9.Performance
10.Infinity
11.Replica
12.VCR
13.Fiction
14.Shelter
15.Loud Places (Jamie xx )

16.On Hold
17.Intro
18.Angels

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1月19日 PAUL WELLER @ なんばHATCH

2018/01/28 17:44
2015年の「SATURNS PATTERN」のツアーからほぼ2年。今回は2017年の新作「A KIND REVOLUTION」を引っさげての来日公演初日。開場は10分ほど遅れたけど、きっちり定刻にThe Beatles“Tomorrow Never Knows”が流れ、手拍子と歓声の中、ウェラー御大とバンドが登場。

▼なんばHATCHの告知2パターン
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コンニチワの一声に続いて、さっそく新作曲“Nova”からスタート。 “White Sky”へと続けて飛ばしていく。相変わらず元気だなあと思いながら見ていたが、“Going My Way”で御大がキーボードに向かうと、最前左端はステージ上のモニターの影になって、ほとんど見えなくなるバスドラのヘッドマークに「A KIND REVOLUTION」のロゴがあしらわれたドラムセットがもう1台あるのもよく見えず、しばらくわからずにいたけど、どうりでパワフルな音 だ。
▼左端はアンディの定位置
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ステージの向こう右手はスティーヴ・クラドック、そして左手はアンディ・クロフツとお馴染みの顔が脇を固めてる。old songだと紹介に続いて、スタカン2連発には大歓声。The Jamの“Man in the Corner Shop”ではラーララ大合唱と思ったら、新作曲を挿み、マーヴィン・ゲイのWhat's Goin'Onのような“Above the Clouds”等々。新旧織り込みながら、無駄なくタイトに曲をこなしているようでいて、ギター、べース、パーカッション、キーボードとバンドの各パートが繋いで生まれるグルーヴのカッコ良さ特に後半のスタカンの“Shout to the Top!” から“Peacock Suit”The Jamの“Start!” と続くあたりは極上のノリだった。“22 Dreams”でいったん締めた後は、ステージに椅子が並び、皆座ってのアコースティック・アンコール。御大がちょっとギターのカポをはめ直してやり直すのもご愛嬌。アコギ・ヴァージョンの“Wild Wood”から“English Rose”も沁みた。

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2度めのアンコールはモッド・ファーザーの定番“Be Happy Children”と、ここ2回の来日では、東京でやっても大阪ではずっとやらなかった、悲願の“Town Called Malice” パッパパッパパッパパラッパー、パッパッパラッパー久しぶりに思いきり叫びまくり、やっと聴けたー!超快感のうちに2時間半近いセットは終了。


途中、日本での40年近いサポートに感謝、みたいなことを言ってて、forty yearsって聞こえたけど、そんなになるか?と後から調べたら、ザ・ジャムの初来日が1980年。ソロでの初来日は1991年。今年2018年は1980年から38年。ああ、確かにそうだ。2000年以降ほぼ皆勤の私も長いつきあいだなあと改めて納得。でも何よりすごいのは、そうやって観る度にそのエネルギーに感心させられることだ。今年5月でめでたく還暦だけど、70歳越えミック・ジャガーもいることだし、とことんつきあいたいね。

▼事前にツイッターでリクエスト募ったりしてたので、昔のツボな曲は盛り込んでるんだけど、やっぱりセトリを見たら、アンコールのThat's Entertainmentとか飛ばしてる曲もある。書いてあってもやらなかったり、全然違ったりするのが不動のウェラー流。
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PAUL WELLER OSAKA SETLIST JAN.19, 2018

1.Nova
2.White Sky
3.Friday Street
4.Long Time
5.Saturns Pattern
6.Going My Way  
7.Have You Ever Had It Blue (The Style Council) OLD SONG
8.My Ever Changing Moods (The Style Council)
9.Up in Suze's Room
10.Man in the Corner Shop (The Jam)
11.She Moves With the Fayre
12.Above the Clouds
13.Into Tomorrow
14.Woo Se Mama
15.The Cranes Are Back
16.Shout to the Top! (The Style Council)
17.Peacock Suit
18.Start! (The Jam)
19.From the Floorboards Up
20.22 Dreams

Acoustic Encore:
21.The Ballad of Jimmy McCabe
22.Monday (The Jam)
23.Wild Wood
24.English Rose (The Jam)
25.Out of the Sinking

Encore:
26.Hung Up
27.Be Happy Children
28.Town Called Malice (The Jam)

★御大の直筆サイン入り&アナログ盤付豪華写真集「INTO TOMORROW」の来日記念発売チラシ。完全限定販売でさすがの¥59,400 白字手書きコメントは"Like any roller-coaster, I've gone up and down through the years. It keeps it exciting...″「ずっとローラー・コースターみたいにアップダウンがあったけど、だからこそ常にエキサイティングでいられるんだ」と。 うーん、なんばHATCHのチラシと並べると、その人生が刻まれた顔に納得してしまうね
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1月16日 NOTHING BUT THIEVES @ 梅田 TRAD

2018/01/25 22:33
そもそも、梅田 TRADってどこよ?と思ったけど、前のAKASOのことで、去年4月から名称が変わったそう。元々は大阪のハコとして有名なバナナホール。名前が変わってAKASOになり、また変わってTRADに。バナナホールもすぐ近くに新オープンしてるという、ちょっとややこしい状況なんだけど、無事到着。
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2015年、2016年と2度のサマソニは、出番が早すぎて観れず、単独初来日の2016年の1月以来ちょうど2年ぶりの今回は、全英チャート初登場2位という新作「BROKEN MACHINE」を引っさげての帰還だ。NOTHING BUT THIEVESと言えば、天使の歌声コナー君だけど、その成長ぶりやいかに
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オープニングは、ヘヴィな中にちょっとダークネスっぽいフレーズの“I'm Not Made by Design”からラップっぽい“Live Like Animals” 。 「ゲンキ?オオサカ!」と手拍子を煽るコナー君は、 相変わらず小柄でかわいらしくて、他のメンバーがジャケットとかそれなりにロックなスタイルなのに、一人ロンTにライン入りジャージの部屋着モードで、やっぱりどう見ても「兄さん達のバンドに混ぜてもらったおチビちゃん」な感じ。なのに、ひとたびマイクに向かえば堂々たるフロントマンぶり、というギャップはもちろん、静と動を行き来するサウンドのスケールの大きさも、メリハリの効いたヘヴィな音も。すべてがどっしり骨太になってる感じで、安定感は予想以上にアップしてた。
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「これまでやったことのない曲だから、最初に聴くのは君たちだよ」と披露した“Number 13”。“Drawing Pins”では、 「What do I have to do, To be loved, loved by you」をしっかり客席に歌わせて、決まるとダイスキ なんて。“I Was Just a Kid”の疾走感から 一人アコギでしっとり、天使の歌声が響く“Hell, Yeah ” 。そして最強のフロア沸騰曲 “Ban All the Music”へ。ラストの“Amsterdam”まで1時間20分ほどながら、とても熱くて濃い、ファンとの温かいつながりもよくわかるセットだった。まだミューズほど過剰なドラマや宇宙はないけど、その分、もっと軽々と音世界を行き来して、さらに逞しくなった感じ。 とは言えコナー君は咽頭炎でツアーをキャンセルした過去もあるだけに、無理せずその美声に磨きをかけてほしいもんだ。またサマソニとか夏フェスはもちろんだけど、この次はもっと大きなハコでも観てみたい

NOTHING BUT THIEVES OSAKA SETLIST JAN.16, 2018

1.I'm Not Made by Design
2.Live Like Animals
3.Trip Switch
4.Wake Up Call
5.Soda
6.Number 13
7.Drawing Pins            
8.Graveyard Whistling
9.I Was Just a Kid          
10.Hanging
11.Itch
12.If I Get High
13.Broken Machine
14.Hell, Yeah  
15.Ban All the Music
16.Sorry

Encore:
17.Particles
18.Amsterdam

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1月12日 MANDO DIAO @ 梅田クラブクアトロ

2018/01/25 22:27
2018年の1本めは、2017年の新作「Good Times」を引っさげての来日、MANDO DIAO。前回の来日は、2009年、サマソニが3日間の年。単独となるとさらにその前、2008年4月の心斎橋クアトロ以来、9年ぶりだ!その間にクアトロも梅田に変わったし、2015年にグスタフが脱退してからは初めての来日。2003年、初サマソニからしょっちゅう来てたイメージだったけど、実はすごく久しぶりなのだった。40超えた整理番号で何とか最前端っこに。
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▼みんな背を向けて開始直前
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1曲目“San Francisco Bay”から、久々に聴いたビヨルンの生声は、パワー全開だけど、少々しゃがれた感じも。 さすがに9日の東京から休みなし4連チャン公演で一人歌い続けての最終日ともなると、声も荒れるよね。でも、そんなことおかまいなしの絶叫が彼らの身上。

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ヘイ!の掛け声が盛り上がる新作曲、 “All the Things”から懐かしの1st“Sweet Ride”、続いて観客もベースラインに合わせて歌う新作タイトル曲“Good Times”。まさしく新旧自在のロックン・ロールで走り、「ずーっとツアーしてきて、その間もいつも日本のことを思ってたよ」なんてコメントの後にやる“All My Senses”も切々と響くし、合間の「アリガト」が、何気に関西弁(トにアクセント)なのも、ちょっと嬉しかったり

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イントロのベースラインにCJコールも起こった“Dancing All the Way to Hell”や、妖しくゆっくり盛り上げていく歌いっぷりに、一瞬ジム・モリソンもちらついた“One Two Three”等々、セットは快調に進み、 “Mr. Moon”の前には、 「初来日の2003年サマソニ、行った人いる?何が起こったか覚えてる?」と客席に問いかける。あの時はとにかく入場規制もすごくて、前の方も危険な状態で、凄まじい人気だったよね?などと思い返してたら、「人が多すぎてセキュリティのフェンスが壊れて…」な話を。来日前のメッセージ動画「MANDO DIAO SPECIAL MOVIE to Japanese fans」
でも言ってたけど、15年経とうかという今でもやっぱり強烈な印象なんだなあ。

▼上半身裸になって煽る、煽る!
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ほとんどキーボードだけをバックに歌い上げた“Break Us”など挿みつつ、 “Down in the Past”からはまたロケンロー・モードで、イチニサンシ、のカウントに続いて“Gloria”の 客席合唱もバッチリ!本編ラストを渋く“Ochrasy”で口笛も交えて締めた後、アンコールは、定番“The Band”から。 続く“Shake”では、この日がジャパンツアーの、そしてアジア・ツアーの最終日ということもあって、思いきり熱のこもったメンバー紹介と「ウィ、アー、マンドゥ・ディアオオオオオー!」の大絶叫 そして最後は、“Dance with Somebody”の客席合唱でバッチリ締め 後半はダイバーも出てたし、いやあ、年明け1発目から、スカッと気持ちのいいロックンロール・ショウ2003年から15年。当初はこんなに長くつきあえるバンドになるとは予想してなかったけど、流行にもブレない王道ロックンロールのしぶとさで、こんなにしっかり生き延びてきたんだなあと熱くなった

▼後方待機の友人が照明スタッフからもらったセトリコピー。2枚目拡大で見ると、ディスコ風とか 弱い光でとかすごく細かい指示あり。ありがとね

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MANDO DIAO OSAKA SETLIST JAN.12, 2018

1.San Francisco Bay
2.All the Things
3.Sweet Ride
4.Good Times
5.All My Senses
6.Dancing All the Way to Hell
7.One Two Three
8.Mr. Moon
9.Break Us
10.Voices on the Radio
11.Watch Me Now
12.Down in the Past
13.You Got Nothing On Me
14.Gloria
15.Ochrasy

Encore:
16.The Band
17.Shake
18.Dance with Somebody


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2017 ライヴ忘備録 PART 2:11月1日 CJ RAMONE @ @ 梅田クラブクアトロ

2018/01/01 18:56
年が明けてしまったけど、遅まきながら2017年に観た中からいくつか、書きかけだったものを上げとこう。

CJを見るのは2014年の単独来日以来だけど、それより2013年のフジロックで真昼間のグリーン・ステージの客席に、手作りのボードやフラッグが舞い乱れた光景が今でも印象に残ってたりする。あの時は「レコンキスタ」が最新作だったけど、今回は 「アメリカン・ビューティ」ということで、クアトロのバックドロップも星条旗とバラのジャケ柄。で、今回は会場ごとに日付と写真入りの特製チケットも配布なのがうれしい

定刻を10分ほど過ぎて、 “続・夕日のガンマン”に乗って登場。1.2.3.4!の掛け声と共に“Durango 95”から一気にたたみかけ、3曲目、Let's Goが終わって初めて“Osaka,how are you doin?”とご挨拶。今回は「96年ラモーンズ最終公演のセット・リストを完全再現」ってことだけど、もちろんソロ作の曲も織り交ぜつつグイグイ飛ばしていく。

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最前柵でノッてると、ラモーンズ・ファンクラブのTシャツでステージ下にカメラを構えるユキさんの姿が。最前柵を張ってると、いろんなカメラマンがウロウロするけど、時には目の前に立ちはだかり、チビな私には壁と化すこともある でも、身を屈めつつ、こんなノリノリな人は初めて見た。さすがはファンクラブ会長さん 親近感通り越してカッコいいなあと感激した。そういえば開演前にも最近出された本にサインもらった!と喜んでる人もいたっけ。
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本編最後はお馴染み「GABBA GABBA HEY! 」のボードを掲げたファンも登場しての“Pinhead”。アンコール待ちにはもちろん手拍子と共にHEY HO LET'S GO!コールが続く。アンコールは、やっぱりそのフレーズを思い切り叫ばなきゃ帰れない“Blitzkrieg Bop”からモータヘッドの “R.A.M.O.N.E.S.”そして2度目のアンコールはセトリになかった“Rockn Roll High School”から「ボンゾ」。やがてCJコールが湧き起こるうちに幕を閉じた。何せ1曲が短いから、30曲以上やっても80分足らず。それでも物足りなさなどない。
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元祖パンク・ロックと言っても、最近はダイバーは出るものの、最前でもさほど危険な空気じゃなく楽しめるようになった。若さで暴れるだけがパンクじゃないとわかってる大人のファンも多いのだろう。何よりCJもファンも、皆でラモーンズ愛を紡いでいく暖かさが感じられて、とても心地よかった。

CJ RAMONE OSAKA SETLIST NOV.1,2017

1.Durango 95
2.Let's Dance
3.Let's Go  
4.Judy Is a Punk
5.Yeah Yeah Yeah
6.Psycho Therapy
7.Cretin Hop
8.Girlfriend in a Graveyard
9.Gimme Gimme Shock Treatment
10.Understand Me?
11.I Wanna Be Your Boyfriend
12.Glad to See You Go
13.Three Angels
14.The KKK Took My Baby Away
15.Sheena Is a Punk Rocker
16.One More Chance
17.Strength to Endure
18.Wart Hog
19.Baby, I Love You
20.53rd & 3rd
21.Commando
22.Outsider
23.Do You Wanna Dance?
24.Rockaway Beach
25.Havana Affair
26.California Sun
27.Pinhead

28.I Wanna Be Sedated
29.Blitzkrieg Bop
30.R.A.M.O.N.E.S.

31.Rockn Roll High School
32.My Brain Is Hanging Upside Down (Bonzo Goes to Bitburg)

▼友人が後方スタッフからもらってくれたコード付きセトリ。2回目アンコールはDANNY SAYSになってた。
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▼フライヤーと特製チケット
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American Beauty
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▼会長さんに敬意を表して
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2017 ライヴ忘備録 PART 1:キャンセルに始まり、キャンセルに終わる

2017/12/27 22:16
今年は年間ベスト号でベスト・ライヴの選出もなかったし、5月以降観たもののライヴレポも書けないままでここまで来てしまったので、あらためていくつかここに残しておけたらと思うのだけど、ふり返って一番に思うのは 「キャンセルに始まり、キャンセルに終わった」 ということ。

始まりは1月10日のCATFISH & THE BOTTLEMEN。2017年の初ライヴとなるはずだった。そもそも2015年1月の初来日も東京オンリー、その年の初フジロックでは、パンフレットにイチオシ文を書き、当日のレポート担当でもあったのが、出発直前にドタキャン ようやく今年大阪単独!と意気込んでいたのに「フライト都合で大阪のみキャンセル」で、名古屋や東京は予定通り。元々同じ1月10日に大阪でTWO DOOR CINEMA CLUBのライヴが先に決まっていて、チケットも買ってたのだけど、もう何度も観て来たことだし…と、それを売り払って単独初来阪のCATFISHに賭けたのが完全に裏目

というわけで、1発目から暗雲漂うライヴ生活だったけど、この後4月のイアン・マッカロクでは、人生初、 「遠征先会場で当日ドタキャン」を食らう。その経緯は4月14日のブログで書いたけど、これもそもそも前年12月の延期振替公演だったのを再度すっぽかされたのだ。で、VINYL JAPAN 曰く「後日イアンからのお詫びの音源が届く」という話だったけど、未だ届いてない

そしてキャンセルのトリは、12/13のRAMONA FLOWERS。これもCATFISH同様、大阪公演のみキャンセルで、東京は予定通り。理由は「諸般の事情により」なので、チケットが売れなかったのかなあ。幸い会員予約の発券開始直前に発表してくれたので、チケット持って払い戻しに出向く手間はなかったのだけど。それにしても大阪・梅田のシャングリラなんて小バコなのに。そもそも宣伝もろくにしてなかったのでは?? 結局これが12月唯一の、そして2017年最後のライヴだったので、図らずもキャンセルで締めるはめになってしまった。

▼幻の大阪公演チラシ
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それでもちょっと因縁というか面白いのは、どちらも今年フジロックで目撃出来たバンドだったこと。

1月のキャンセル後、CATFISHは7月のフジロックでようやく3度目の正直、観る事が出来て、レポートも復活。予想以上の突っ走りぶりに感激した。
▼フジロック登場前
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▼ヴァン・マッキャン君、こっちが心配になるほどの熱唱!
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一方のRAMONAは、大雨の日の朝イチ10時レポートだったので、遅れないように早めにレッド・マーキーに行ったら、どしゃ降りの中、サウンドチェックが終わっても全然開場せず、延々会場外で待たされた それでもCDで聴いていた以上にカッコよくて、最前柵乱入の熱演にやられた。CATFISHとは逆にフジで観たから、単独再来日も期待してたんだけど…。

▼フジロック、レッドマーキーにて
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▼真夏なのにしっかり革コート!最前柵まで降りて来た時触ってみてびっくり
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イアン・マッカロクのドタキャンを挿んで、フジロック絡みの2組がキャンセルで締めた2017年。自力ではどうにもならないことではあるけど、2018年は何とかキャンセル・ゼロであって欲しい。

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12月16日 「CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018」 年間ベスト号、発売

2017/12/23 02:25
毎年恒例の年間ベスト企画号、 「CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018」が今年も無事発売。とは言え、去年までと違ってサイズも原稿料も大幅縮小で、ライター投票もアルバムベスト10のみなのが残念。まあ形はどうあれ、1年の締め企画に参加できたことには感謝

で、個人的に今年どうしてもベスト10に入れたかったのがU2の「SONGS OF EXPERIENCE」 。でも、〆切が11月半ばで、発売が12/1。発売後に聴いてから順位付け原稿だと、12/16の本の発売に間に合わないので、編集部でも対象外にするかなんて話も。

それでも今年は「JOSHURE TREE 30周年」だし、いちおうシングル3曲は先行で公開されてるし、「2017年を締めくくるアルバム」として注目作であることは間違いないので、そのまま10枚のリストに入れた。

本が届くまでランキングは秘密だったけど、いざ見てみたら、表紙のイラストにボノもいるし、U2は今年のトピックの1つ に挙がってるし、アルバムもきっちりベスト30以内にランクイン。そりゃそうだよねと納得した。

で、今年の1位は U2もコラボしたケンドリック・ラマーを押さえて、THE XXの「I SEE YOU」。またしてもちゃんと聴けてないやつが1位だなあ…。今年は仕事上やむを得ずSpotifyにも手を出してしまったので、もっといろいろ聴けたはずなんだけど、ホントに追いつかないな。

ちなみに、いつもは発売日に届く本がなかなか届かず、結局20日を過ぎて受け取ったので、クロネコヤマトDM便を追跡したら、発送は発売日より前なのに、1週間近くかかっていた 人手不足で値上げしてもこれなのね。

▼今年も感謝の3冊。左から:フジロック・パンフ、 「FUJI ROCK & SUMMER SONIC 2017」 、そして締めの「CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018」

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▼今年の1位はこれ
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▼リアムやカサビアンもランクイン
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12月1日 「CROSSBEAT Special Edition U2」、U2新作と一緒に発売!

2017/12/09 15:01
U2の新作「SONGS OF EXPERIENCE」の発売日に合わせて「CROSSBEAT Special Edition U2」が無事発売。新作をちゃんと聴きたいと待ち焦がれつつ、アルバム解説やら、メンバーのバイオ、ディスコグラフィー等々、 書かせてもらったのが、ようやく揃って届いた。

▼CDはポストカードカレンダー付き。
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1983年の初来日@フェスティバルホールから始まって、89年のB.B.キングとの大阪城ホール公演、93年の東京ドーム、98年の大阪ドーム、そして2006年のさいたまスーパーアリーナと、5回の来日公演は必ず見て来たので、当時のライヴの記憶も掘り起こして書くことになり、あれこれ記録をひっぱり出してたら、この4月にアダムがプライベートで来日してて、神保町の古本屋で懐かしの初来日パンフを買っていたことが判明。ウチにもまだある!と思わず家探ししてしまった。結果がこれ。

▼パンフとチケット
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▼2017年4月19日付けアダムのツイッター写真:偶然本屋で見つけたらしい。日本語は読めなくても、発見が楽しいのね。当時はボノの表記も「ボーノ」だった。

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その83年初来日のレポは、以前「来日ロック伝説1960's-2000's」にも書いたことがあるのだけど、89年のB.B.キングとの大阪城ホール公演については、初めて書くので、あれこれひっくり返すと、3日連続公演だったのに、2日しか行かなかったのは、前日にDOOBIE BROTHERSに行ってたからだとか、当時の物販にまだ珍しい子ども用Tシャツがあったとか、いろんな記憶が甦った。

本には、 「JOSHURE TREE 30周年」のツアーのレポも詳しく載ってるんだけど、ものすごいスケールで観に行ける人が羨ましい限り 日本には来てくれないんだろうか。

肝心の新作は先行のシングル曲だけだと、めちゃめちゃ明るいイメージだったんだけど、プライベートな遺書のイメージから、恥ずかしいぐらいにを掲げつつ、それだけに留まらない、いろんなものが詰まってる。これからじっくりひも解きたいね。

ボノは脱税疑惑とか、良くない話もいろいろあるのだけど、それでも同年代としちゃ、ここまで頑張ってくれてる姿は心強い限り。でも、少しずつ見えなくなっていくっていう緑内障はだいじょうぶなのか、ちょっと心配だな

本に対してのマニアの人からの酷評は怖いけど 大好きなアーティストの久々の新作と自分が寄稿した本が一緒に出ることなんてそうそうないので、いちファンとしては長いつきあいを改めてかみしめた。高校生の頃に結成して40年以上、ただの一度もメンバーチェンジもなく、まだこうして新作を出してツアーやってるってだけでももう奇跡としか言えないよね。

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5月10日 2CELLOS @フェスティバルホール

2017/05/21 13:59
考えてみると、2012年1月の初来日@サンケイブリーゼから、毎年のように来日している2CELLOS。私もストーンズの来日で見送った2014年3月の公演以外は、ほぼ皆勤だ。単に「クラッシック<<ロック」のカバー、トリビュートにとどめるには、あまりに熱くて、いつも総立ちノリノリで盛り上がるのを楽しみに観て来たのだけど、今回ばかりは少々不安があった。

と言うのも、最新作「スコア」は、彼らがずっとやりたいと思っていた映画音楽集 「クラッシックで映画音楽」なんて、もう王道中の王道だ。2人のチェロとオーケストラの共演は、限りなく抒情的で美しく、時に壮大な音風景を見せてくれるし、そもそもクラッシックのチェリストなら、本来居るべき場所だろう。でも、そこからはみ出すほどロックな彼らが大好きな私としては、もしかすると当たり前すぎて寝てしまうかも

毎回来日の度に、老若男女問わず、日頃全くロックと無関係な人達も巻き込んで完売にしてしまう彼らだけど、初日のこの日も同様。開場前のグッズ先行販売時間に間に合ったので、ひやかしでのぞいたつもりだったが、皆タオルやバッグTシャツ等どんどん買っていくので、私もつい「限定サイン入りパンフ」に手を出してしまった

席は最前列で狂喜乱舞だった前回、2015年ほどじゃないが、4列めのほぼ真ん中というわりといい席。でも、せっかく撮影はOKなのに、ガラケーカメラだとちょっと遠いのが残念。さらに場内アナウンスでは、 「後方のご迷惑になりますので、前のめりにならないように」などど注意のアナウンスが。立つなっていうならわかるけど、座っててもそこまで言うか 

そうこうするうちに、定刻。さて、今回は弦楽オーケストラと共演ということで2人の据わる中央の椅子2つを背後からぐるりと囲むように、まずはTOKYO STAR ORCHESTRA VIRTUOSOのメンバーが登場。静まり返った中でのバイオリンの音出しから、まったくクラッシックのコンサートそのものな風景だ。

続いて拍手と歓声の中ルカとステファン登場し、 “炎のランナー”からスタート。今回はスクリーンの映像はないものの、2人の背後で何本もの弓が揺れる光景がちょっと新鮮な感じ。曲が終わるとルカが「コンバンワ、オオサカ!」とご挨拶。「アシスタントのステファンだよ」とさっそく笑いを取りつつ紹介すると、ステファンも例の低い声での「コンバンワー」や、アシスタント、チェロ、と語尾を強調したカタカナ英語で笑わせる。ツアー初日なので、最新作からの曲を日本で生音披露するのは、この日が初めて。 “ゴッド・ファーザー 愛のテーマ ”“ムーン・リヴァー”など、誰もがが知る映画の名曲が、弦楽の厚みを増して、それはもう非の打ちどころのない美しさで披露される さらにドラマーのドゥーシャンが紹介された後は、静と動のメリハリの利かせた“レインマンのテーマ”から、“ある愛の詩”や、「タイタニック」から“ マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン”と続く。

やがて「インセプション」からの“モンバサ” でテンポを上げると、場内も熱い手拍子で応戦。“ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー ”が終わると 、「パーティの用意はいいかい?」の一声に続いて “Smooth Criminal”で、超絶速弾きモードに変わり、一気にロックなスイッチONここからはいつもの総立ちロック・パートだ。やっぱりこうでなくちゃね

“Thunderstruck”では、ドゥーシャンのドラムソロにも拍手喝采。何より驚いたのは、オーケストラ共演は映画音楽のパートだけかと思ったら、オーケストラの面々もそのままずっと居るってこと。重厚弦楽ヴァージョンのAC/DCの曲でも違和感なく盛り上がってるという、なかなかレアな光景が続く。皆を煽るルカと、ステージじゅう走り回り、転がるステファンは、弾かない時も楽しそうに弓を振ったりしてるオーケストラのメンバーのところへちょっかいを出しにいったり。サティスファクションの合唱は、もっと大声でやりたかったけど、歌えない人達も手拍子は思いきり熱かった。

▼ステファンの必殺寝技
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“Back in Black”でいったん引き揚げて、アンコール再登場後はセルフィー・タイムで客席と記念撮影。アヴィチーにリアーナとアップテンポな曲で盛り上げた後は、翌日も追加公演なので「See You Tomorrow」とU2の“With or Without You” でゆったりと締め。1時間40分ほどのステージは、王道映画音楽も、オーケストラ共演も、何をどうやっても、結局は大好きなロックで終わる、いつもの2CELLOSに変わりはなかった

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▼ルカ&ステファンのツイッターから。私も黒っぽいカッコでどっかにいるはず。上段までびっしり、フェスティバルホール完売のすごさもわかるな。
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今回のネタは映画音楽だったけど、それならもっとプログレな方向にも行けるだろうし、グリーン・デイやミューズの如く、壮大なオリジナル・ストーリーを描くことだってできるだろう。ロックとクラッシックの王道を闊歩しながらの冒険はまだまだ続く。この次はどんな彼らに逢えるだろうか。

・・・とまあ、文句なく楽しめたのだけど、翌日の大阪追加では何とジョン・レノンの“イマジン”をやったそうで、うわ〜、うらやましすぎる

▼サインって、ほとんど記号やんというツッコミはさておき、限定サイン入りパンフはこんな感じ
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★実際のメンバー編成はともかく、東京スターオーケストラの名前には聞き覚えがあるなと思ったら、2014年11月にベン・フォールズが来日した時の共演を観てた。この時はもっと大人数だったけど。ちなみに今回のクレジットについてる「VIRTUOSO(ヴィルトゥオーソ)とは、イタリア語で「名演奏家」の意味だそう。確かにロックも負けずに楽しむ懐の深さというか、骨太さに納得。

2CELLOS OSAKA SETLIST MAY 10, 2017

1.Titles from Chariots of Fire
2.Love Theme from The Godfather
3.For the Love of a Princess
4.Moon River
5.Rain Man Theme
6.Love Story  
7.My Heart Will Go On
8.Now We are Free
9. Mombasa (Hans Zimmer cover)
10.Game of the Thrones Medley
11.Smooth Criminal (Michael Jackson cover)
12.Thunderstruck (AC/DC cover)
13.Smells Like Teen Spirit (Nirvana cover)
14.You Shook Me All Night Long (AC/DC cover)
15.(I Can't Get No) Satisfaction (The Rolling Stones cover)
16.Back in Black (AC/DC cover)

 Encore:
17.Wake Me Up (Avicii cover)
18.We Found Love (Rihanna cover)
19.With or Without You (U2 cover)


スコア
SMJ
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4月14日 幻の IAN MCCULLOCH @ 新宿MARZ

2017/04/22 22:45
********************************
=緊急の御知らせ=
【Ian McCulloch】本日の公演に御来場いただく予定の皆様へ。
米国と北朝鮮の間で武力衝突があるというニュースを受け、Ianとマネージャーの2人はVINYL JAPANに無許可で日本からすでに出国していることが判明いたしました。 本日の公演はキャンセルせざるを得ない状況となってしまいました。取り急ぎ皆様に御知らせ申し上げます。
VINYL JAPAN
***********************************

4月14日の夜中、VINYL JAPANがこんな告知を投稿していたのを知ったのは、翌日帰阪してからだった

新宿・歌舞伎町のライヴハウス、MARZは初見参だったので、少々焦りつつも何とか開場時間前に無事たどり着き、開場待ちとおぼしき人ごみの中に入っていくと…。 「イアンが戦争が怖いと言ってマネージャーと急遽帰国してしまったので中止」 何のこっちゃ北朝鮮とアメリカの武力衝突を恐れて、なことらしいが、サポート共演のKelley Stoltzは普通に居たし。入口でお詫びポストカード配ってるので、とりあえずもらって、中で物販はやってるようなので、バックには幻のツアー日程も入ったTシャツを買った。

Tシャツ&配ってたポストカード
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ライヴにキャンセルにはある程度つきものだし、今年も年明け早々のCATFISH & THE BOTTLEMENとか、さっそくやられてる私だけど、さすがに東京まで遠征してライヴ当日に会場で中止ってのは初めてで、あまりのドタキャンぶりにへこんだ


MARZ写真もショックでボケまくってる
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主のいないステージ
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大阪から来た私だけじゃなく、聞けば福岡だの、長野だのとあちこちから遠征してる人多数。中には「てるみくらぶ」に続いての被害、という人や、泣きそうになりながら誰かに電話してる人もいたなあ。

元々は昨年12月8日にクリスマス・プレゼント付き、と銘打った限定80名の完売アコースティック・ライヴの延期振替。8月に送金後、速攻でチケットを送って来たものの、呼んでるのがVINYL JAPANなので、だいじょうぶかなな感じは常にあった。案の定、公演まで1週間を切った段階で、イアンの喉の調子が云々でキャンセル。直前なので遠征ツアーも当然キャンセル料を取られてしまった。

なので、今回は直前のVISA発行→ イアン無事来日スタジオでのリハーサル中前日13日のDUOでの公演と、VINYLのFACEBOOKにアップされる状況をひとつひとつ「だいじょうぶ」を確かめて臨んだつもりだったのだけど、いやいや、こんなことなら前日の公演に無理してでも行っとくべきだったか。

「英歌手、無許可で離日し公演中止 北朝鮮の情勢ニュースが怖かった?」とか、

「戦争怖い」イアン・マッカロクが米国と北朝鮮緊迫ニュースを受け公演をドタキャン 既に日本を出国

などなど、今回は北朝鮮というキーワードからか、ロックとは関係のないところでもネタになってるよう。

アーティストが単にやる気がなくなったとか、まったくチケットが売れなかったのを「体調不良」とか言って中止になるのはよくある話だし、ヘタレというか、気まぐれなイアンらしいと言えばそうだけど、今回は、 「北朝鮮がこういう状況なので、自分達は悪くない」的なお知らせしかしない招聘元も、(あとでお詫びの1行ぐらいは入ったけど…) 「北朝鮮の影響がこんなことにも!」みたいな感じでニュースのネタにしてるネットのメディアも、何か違う気がする。Xデーが4月15日なんて煽らないでほしかった。

東日本大震災の時に来日中だったシンディ・ローパーや、東京横浜はやむなく中止だったものの、震災から3日後に来日して大阪は意地でやったガンズのスラッシュ。その昔の阪神大震災の時のビリー・ジョエルのようにやってとまでは言わないが、本当に戦争が怖いというなら、ROLLING STONESの 「GIMMIE SHELTER」ぐらい歌って帰れよなんて思ってしまった。

こういう情勢下での危機意識という点では、正当な理由にもなり得るだろうけど、それが本心とは思えないし、第一、他のメンバーほっといてプロモーターにも無断で帰るってのは、どう考えても50代半ばの大人の仕事じゃないよなあ。

しかもドタキャン帰国後、何事もなかったかのように、本国でツアーやってるなんて 日本が舐められてるのはいつものことだけど、ファンとしてはやっぱり哀しいとしか言いようがない。イアンも近年は声も荒れてキー下げまくりだし、体型も年並みに劣化してるけど、それでも、まだまだ観たいファンはいるんだよ。

VINYLによると、イースター・ホリデー明けにイアン側がコメントを出す、ということだけど、果たして…。

それにしても、80年代からエコー&ザ・バニーメンをリアルタイムで愛聴してきた分、ライヴもかなり長いつきあいだ。記録をひっくり返すと、1984年1月の初来日には行けなかったけど、同年11月の再来日88年の来日も見に行ったし、92年、イアンのソロ@伝説の安治川モーダ・ホールは、最後の“DO IT CLEAN”でモッシュに巻き込まれて大変だった。エコバニ再結成後も2001年のフジロック2005年のサマソニと夏フェスで観て、その間に25周年の2003年、東京・恵比寿ガーデンでの1夜限りの来日もしっかり遠征してる。ずっと追いかけてきて、今までで最小規模&最接近で観れるはずだったんだけど、こんなオチかいっ


チケット&ポストカード大のフライヤー。チケットは返金のために返送してしまうので、とりあえずここに残しとこう。
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VINYL JAPAN主催ライブキャンセルの歴史 が2chに。よくよく読むとすごいなあ

★追記: 4/22から返金手続きということでチケット返送後、5/24に現金書留で無事に¥9200が送られてきた。で、封筒の中にこんな紙切れが…
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「Ian McCullochより音源が届くとのことです」

ホンマに ドタキャン後、「イースターホリデー後にコメント出す」とか言って結局何もないままだし  音源って、サイン入りCDRでもくれるのか、それとも、パス教えるから、どっかのサイトからダウンロードとか? 一応、VINYLの言う通り、音源希望のメールは送ったけど果たして…。

返金されたら、もう縁切りと思ったけど、引き続きズルズル経過観察モードになってしまった

それにしてもVINYLは、イアンの後も、ロニー・スペクター中止スレイド延期と、相変わらずキャンセル芸も好調・・・って、頼むわ〜、普通にちゃんと終わるライヴ


Holy Ghosts
Edsel Records UK
2013-04-23
Ian Mcculloch

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3月5日 TEENAGE FANCLUB @ 梅田クラブクアトロ

2017/03/16 04:12
昨年出た10作め「Here」を引っさげての今回の来日は、2010年10月、前作「Shadows」の時以来。ノーマンは、2011年5月にGorky's Zygotic Mynciのユーロス・チャイルズとの別ユニット、 JONNYで来阪した時も観たのだけど、それでも6年以上経つから久しぶりのご対面だ。

▼しっかりTICKETS SOLD OUT!
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東京・大阪ともめでたく完売で、優先予約の整理番号も決してよくはなかったのだけど、何とか最前左端に滑り込む。開演を待つ間も、セッティング中のスタッフが「みんな元気かい?」なんて客席に声をかけたり、セットリストをチラッと見せたり、和気あいあいモード

そして日曜なのでいつもよりも早い午後6時。まだリハーサルの続きのごとくさりげなくステージに登場するメンバーたち。文字通り、 “Start Again”を皮切りに、左手はレイモンド、真ん中にノーマン、向こう右手はジェラルドが。3人がそれぞれに歌い、ハーモニーを重ねるスタイルもいつもどおり。「Bandwagonesque」や「Grand Prix」 が自分の青春!みたいなファンが多いのか、そのあたりの曲はイントロから歓声が上がるけれど、どこにどう収まっても懐メロ臭はなく、新旧自在のセットが快調に進む。

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それでも今回は、ノーマンが「今のは「Here」からの曲ね。あっち(物販コーナー)で買えるよ。(You can buy it there)」とさり気に宣伝のシャレで客席を沸かせる一コマも。ミニサイズの鉄琴を手にした“Your Love Is The Place Where I Come From”や、大好きな“Ain't That Enough” 。最新曲なのにまるで新人バンドみたいにシンプルでイキのいい“I'm in Love” から“Sparky's Dream”、そして定番“The Concept”のオ〜イエ〜の大合唱でいったん終了。そしてアンコールを「一番最初のシングル曲だよ」と“Everything Flows”で締めるのも変わりない。1時間40分ほどのセットに特別な見せ場こそないけれど、ニコニコと楽しそうなオーラ全開のライヴは、いつ何度観ても、幸せな気分にさせてくれる それはどんなに離れていても合えばすぐに盛り上がる親友との再会みたいだ。

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ノーマンたちも50歳を超え、見てくれはTeenage〜なんてバンド名はどうよ?と思うような、すっかり「いいおじさん」バンドに。でも、それもデビューから30年近い時を経て、決して時流に左右されない佳曲を作り、歌い続けてきた証。そうやって今いるこの場所に間違いはないのだ。 「Here」という一語に込められた揺るぎなさに安心し、そういう歳の重ね方に憧れ、またこの次が待ち遠しくなってしまう。

日本でもUKバンド人気が華やかだった90年代に、あのアラン・マッギー創設のクリエイション・レーベルに属し、オアシスプライマル・スクリーム等と同じ旋風の中に居た事も、今や別世界の話のよう。当時エピック・ソニーが宣伝のプリクラ風シールを作ってた中にTFCもあったのをふと思い出した。


TEENAGE FANCLUB  OSAKA SETLIST MAR. 5, 2017

1.Start Again
2.Radio
3.Hold On
4.I Don't Want Control of You
5.Thin Air
6.Verisimilitude
7.It's All in My Mind
8.Don't Look Back
9.My Uptight Life  
10.The First Sight
11.Dumb Dumb Dumb
12.About You
13.I Need Direction
14.The Darkest Part of the Night  
15.Your Love Is the Place Where I Come From
16.Ain't That Enough
17.I'm in Love
18.Sparky's Dream
19.The Concept  

Encore:
20.Can't Feel My Soul
21.Star Sign
22.Everything Flows


ヒア
Hostess Entertainment
2016-09-09
ティーンエイジ・ファンクラブ

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2月24日 JAMES BLAKE @ なんばHATCH

2017/03/03 22:06
ジェイムス・ブレイクが登場し、ダブステップ・シーン云々と騒がれたのは2011年。以後、アルバムはひと通り聴き、前回2013年6月の来日公演も観たのだけど、元々あまりエレクトロニックなテイストは得意でないし、斬新かつ独特な世界観のアーティストということはよくわかっていても、どこか心底馴染みきれない感じがずっあった。

それがちょっと変わったのは昨夏のフジロック初日。この日のグリーン・ステージは、八代亜紀姐さんをフィーチャーしたROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAの後、トリのSIGUR ROSを観るべく、居座ったのだけど、その間に挿まれたのがジェイムス・ブレイク。

グッとエモーショナルな歌寄りになった新作「The Colour In Anything」に加えて、苗場の山の空気という相乗効果もあってか、彼の歌がこれまでになく深く響いてきた。この日の単独再来日は、大阪ではTrashcan Sinatras とバッティングして少々迷ったものの、こっちを取った。

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整理番号は余裕で最前だったけど、ゆったり浸りたいので敢えて後方の高台柵へ。そして午後7時きっかりに、まずは大阪公演だけオープニングアクト のD.A.N.が登場。ちょっとおしゃれな感じのエレクトロニック/ファンク系に高めか細げなヴォーカル。それなりのグルーヴ感もあるし、前座の組み合わせとしては悪くないかな、という感じの30分。

そして午後8時。幻想的なオープニングSEに続いて、 「ドウモ、ヒサシブリデス」の第一声。ドラムのベンを真ん中に、左手にギターのロブ、そしてジェイムスは右側でキーボードに向かい、“Always”からスタート。新作からの“Choose Me”等々、レディオヘッドを思わせるような音世界をまといつつ熱唱する姿は、ライトの中に浮かび上がると神々しくさえ感じられる。

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生で聴くといっそうせつない“My Willing Heart”など、3人だけで淡々と曲をこなしていくセットだったのが、 “Stop What You're Doing”では、スポットライトとシンクロしたビートに場内も沸く。一人ゆったりめに歌ったビヨンセの“Forward”なども交えつつ、カウベルの音に導かれた“Voyeur”では、うねるビートに思わず体が揺れ、ダンスフロア状態に 続く“Modern Soul”は、出だしがちょっとうまく行かず、 「6ヶ月ぶりのライヴなのでごめんなさい…」みたいなことを言ってたが、客席からは We love you の声があちこちから上がって、何だか微笑ましい

そして、ピアノ・ソロから連なって本編最後は“Retrograde” 。 ンンンンのハミングの度に客席から歓声が上がる。ドモアリガトウゴザイマスといったん引き上げ、最後の“The Wilhelm Scream ”まで1時間半。

その歌声はフジロックの時よりもさらに深化して、もはや人工的なフィルターやビートで通して加工する必要などないのに、と思ってしまうほどエモーショナルで存在感があった。終わってみれば Joni Mitchellのカバーでもある“A Case of You” 等々、この日大阪では聴けなかった曲もあったのだけど、ようやくこの人とまともに向かい合えた気がするな。

i-Dのインタビューによると、新作は「あまりパーソナルなものなので、一時はリリースをやめようかとも考えた」という。でも、もしこれを100%アコースティックなソロ・ライヴで観たら、その繊細さにもっと揺さぶられたのかも…などと妄想してしまった。

JAMES BLAKE OSAKA SETLIST  FEB.24, 2017

1.Always
2.Life Round Here      
3.Choose Me
4.Timeless
5.Limit to Your Love           
6.Lindisfarne
7.Love Me in Whatever Way
8.My Willing Heart
9.Stop What You're Doing (James Blake Remix)  
10.Forward (Beyonce cover)       
11.I Need a Forest Fire ft. Bon Iver
12.Voyeur  
13.Modern Soul    
14.Retrograde   

Encore:
15.The Wilhelm Scream

ザ・カラー・イン・エニシング
ユニバーサル ミュージック
2016-06-24
ジェイムス・ブレイク

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