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MY ROCKN' ROLL DAYS
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目指せ! 「ヤング@ハート」のアイリーンばあちゃん!92歳でクラッシュを歌う姿に憧れつつ、死ぬまでロックな日々のつれづれ。
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4月30日 MORRISSEY @ZEPP なんば

2012/05/12 23:41
モリッシー、02年のサマソニ以来、10年ぶりの来日決定 

そんなニュースを聞いても、いや、無事来日してからでさえ、どこか半信半疑だった。04年のフジロックでは、ドタキャンだけならまだしも、当日になっても代打が誰なのか知らされないままで、いざ出てきたらスミスのそっくりさんバンド These Chariming Menというフジロック史上最悪のオチをつけられた記憶が今も鮮烈 今回、大阪が仙台や広島も含めた強行9公演の終盤なのも心配なところ。頑張りすぎて息切れ キャンセルとかないとも限らないよなあ。


3月でクローズした南港のZEPP大阪が移転、4月27日に新装開店したZEPPなんば の初の来日アーティストがこの日のモリッシー。一応 Zepp Namba (OSAKA) OPENING SPECIALってことになってる。


 もちろん私もこの日が初参戦。何とか迷わずたどりついたけど、せっかく会員先行で整理番号1ケタという素晴らしいチケットを手にしたのに、その会員より先に入場する追っかけ外人軍団もいる。普通に最前狙ってだいじょうぶなのか? 雨もぱらつく中あれこれ悩んだけど、結局は最前柵ダッシュ ステージ前には大きな白い幕がかかってる。待機中にはパティ・スミス師匠の“Redondo Beach”も流れたりして、1人ニンマリ


開場時はそうでもなかったけど、けっこう人が詰まってきて、5時の開演にはまだ20分ぐらいあるというところで客電が落ちる。白い幕がスクリーンに変わりShocking Blue の“Mighty Joe”から音楽映像がいろいろ (開演前のプレイリストも しっかり出てる) モリが New York Dolls を好きなのは有名だけど、Sparksもそうなのね。

やがて教会の鐘の音が鳴り響き、5時を2、3分過ぎたあたりで幕が落ちてモリッシー登場 私の居た左手にはブルーのラメドレスが綺麗な女性ギタリスト、いや、完璧女装のボズだった モリはかつてのなよっとした佇まいからすると中年太りではあるけど、がっしり男っぽい感じ。薄いクリーム色にレースのついたシャツをネイビーのジーンズの中に入れるでもなく出すでもない。で、客席に向かって叫んだ。

オーサカ、ワイルド! オーサカ・ワイルド! 熱狂的な大阪のお客に向かって言ったと思いきや、オスカー・ワイルド !!と 背後にはオスカー・ワイルドのモノクロ肖像が映し出される。

な、なんとのっけから親父な駄洒落  しかもさすが文学青年 なネタで。予想外な展開に感激してるところへ1曲めからThe Smiths の“How Soon Is Now?”が! 今回何曲かやることは知ってたけど、いきなり来るかと超興奮! モリッシーはよく声も出ていて、マメにステージ前や左右のファンともタッチを交わし、ファンの叫び声に応え、手渡された本を見て「日本語だ」とおどけて笑わせたり、日本のお城を見てまわったとか、どの歌にもストーリーがあるとか、曲紹介にちょっとコメントを入れるのも忘れない。

フラメンコ調の“When Last I Spoke To Carol”でそんなポーズをしたかと思えば、“Let Me Kiss You”では、白シャツに着替えてきて、そのシャツを脱ぎ捨てて客席に投げるサービスぶり!とにかくびっくりするぐらい外向きなエンタテイナーになってた。そんな合間に織り込む“Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me”みたいなやるせない曲がなお沁みる。

でも、やっぱりモリッシーのままだと思ったのは“Meat Is Murder” 。モノクロだけど鶏や牛が次々処分されていく映像をバックに真っ赤なライトの下で、繰り広げられるヘヴィな演奏。赤いシャツに着替えて、時々怒りを搾り出すように歌う姿は、いかにも彼らしかった。

Frankie Valli のカバーだという“To Give (The Reason I live) ”も泣きたいほど美しかったし、好きな“Everyday Is Like Sunday ”も聴けたし、というところで、中東風の力強いメロディが印象的な“I Will See You In Far-Off Places”でいったん終了。

そしてアンコールでは、ブルー・グリーンのシャツに着替えてただけじゃなく、日の丸をエプロンのように腰に巻いて登場。まだ6時半にもなってないのに 「It's very late」 などど思いきり皮肉を言いつつ、ザクザク突っ走る演奏に乗って“Still Ill”を熱唱! ああ、最後の最後までスミスで締めてくれるとは もうどれだけオ〜オ〜叫びまくったか知れない。

グラジオラスやその他の花をステージに投げたり、ファンがステージに上がってモリッシーに抱きつくのは、彼のライヴではお約束の光景だったのだけど、今回はかなり屈強なセキュリティがずらっと並んで難しくなってた感じ。終盤はそれでも何人か突破してた。 

 やがてI LOVE YOU 、ドウモ とか言いながら彼がステージを去り、結局1時間半ほどで終了。客電点灯後も手拍子やオイオイがしばらく続く。公演中もよりこの時のほうがきついかって勢いのセトリ争奪戦も。2週間ぐらい経ってるのに、まだ押さえると痛い箇所があるのは、たぶんこの時の強烈な押しのせいだ


91年の大阪城ホールで初来日を観た時、どんな曲をどんな風にやったかはもう忘れたけど、私も含め、あの広いアリーナの椅子席に居た皆がいっせいにステージ・ダッシュのあげく、近くの椅子の上に乗って叫びまくってたことと、最後は“Disappointed”のgood night and thank you というフレーズで締めていたことはよく覚えてる。

まさかそれから21年も経って、大阪でスミスの曲も織り混ぜてこんなに彩り豊かなライヴが観れるとは夢にも思わなかった。いつ何をどんな風にやろうと、決して「過去の人」に埋もれない圧倒的なオーラ スミスもソロになってからの曲も、彼の中ではもう何の区別もなく自分の血肉になりきってる。だから、その区別を云々するファンにも余裕で応えられるんだろう。

間近で観たその瞳はとてもきれいなブルーだった。何度か目の前に来て伸ばしてくれた手にはどうしても届かなかったけど、その誠実でエネルギッシュな今の「心」はしかと受け止めたよ。 ホントにありがとう

などと言いながら、ライヴ後に友人と飲みに行き、“Meat Is Murder”のあの映像を見たのに、鶏の唐揚げなど平然と食べてた私  は、かなり無神経


MORRISSEY  OSAKA SETLIST APR. 30, 2012

1.How Soon Is Now? (The Smiths song)
2.You Have Killed Me
3.Black Cloud
4.Alma Matters
5.When Last I Spoke To Carol
6.You're The One For Me, Fatty
7.Maladjusted
8.Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me (The Smiths song)
9.I'm Throwing My Arms Around Paris
10.Speedway
11.Let Me Kiss You
12.Meat Is Murder (The Smiths song)
13.Ouija Board, Ouija Board
14.To Give (The Reason I live) Frankie Valli
15.Everyday Is Like Sunday
16.I Know It's Over (The Smiths song)
17.I Will See You In Far-Off Places

Encore:
18.Still Ill (The Smiths song)


友人ゲットのセトリ、Viva Moz!などと
書いてあって、その通り 

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しわ無しヴァージョンも
曲名も何気に Alma Matters が Splattered だったり、Sunday がSundaeに替えてあったり

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4月28日 ROGER DALTREY @あましんアルカイックホール

2012/05/08 03:02
ザ・フー、結成40周年にして奇蹟の単独初来日から4年。今度はフロントマン、ロジャー・ダルトリーがロック・オペラ「トミー」の完全再現を掲げて再来日。私にとっての「トミー」の出会いは 75年の映画版で、若くてきれいなカーリー・ヘアの主役、ロジャー・ダルトリーのほかにエルトン・ジョンが“ピンボールの魔術師”を歌い、ティナ・ターナーが“アシッド・クィーン”で 、エリック・クラプトンも出ていて…とすごく華やかなものの印象が強い。それから37年。 

いくら完全再現ライヴが大流行の昨今とは言え、あれほど大掛かりなものでないのは明らかだし、正直迷うところもあったのだけど、70歳近い彼の年齢を考えれば、もう関西で生の姿を拝むのは最後かもとチケットを取った。

一気に真夏になったかのような黄金週間初日。この4月から尼崎信用金庫が命名権スポンサーになり、正式名称は「尼崎市総合文化センター大ホール」に変わりないけど、愛称「アルカイックホール」は、 「あましんアルカイックホール」になったそうで、尼崎駅から直結の陸橋を上がるとさっそく「あましん」の文字が目にとまる。

さすがに大阪城ホールのブライアン・アダムスほどじゃないが、ウドー会員を始め、イープラス、ぴあなど招待もけっこう出てたらしく、友人達はしっかりタダ入り。それでも引き換えたら20列前後だったそうで、2階もお客を入れてなかったから、キャパ1800ほどのホールでさえ完売しないのだ。やっぱり日本ではザ・フー にしろ、「トミー」にしろ、好きな人しか来ないんだなあ。お客の年齢層の高さから言って、前半「トミー」再現パートは座りっぱなしだろうし、せっかく\10000払って会員先行で3列めをゲットしたのに、じっと座ってるのも面白くないなあ・・・

しかし、蓋を開けたら予想外 午後5時半の開演が近づくと、まだ客電が落ちる前から手拍子が起こり、メンバー登場と同時にほぼ総立ち状態に。 おお、みんな熱いね まず最初客席に背を向けて立ったロジャーは黒シャツ、黒パンツ姿で、チラシに使われてた写真の感じそのままだ。両手にタンバリンを持ってまるでシンバルのようにガンガン叩きながら、“Overture ”から順に「トミー」がスタート。

左手のギターはピート・タウンゼントの弟、サイモン・タウンゼント。さすがに兄弟、鼻はもちろんよく似てる!右手にもう1人のギター、フランク・シムズ。 二人がロジャーを挿んで弾きあう後方にキーポードとベースがさりげなく。

ステージの後方中央に高く掲げられたスクリーンがあり、鳥とかいろんなアニメーションが流れていく。ロジャーは本当に声も良く出ていて、カウボーイのようにマイクをブンブン振り回すアクションで客席を沸かせる。コードが絡まったり、落としたりしないか、観てる方がちょっとドキドキ
 
時にサイモンもヴォーカルをとりながら、次々と展開していく物語と、映像が直結してたのはSally Simpson”のアニメや、“Amazing Journey” での線路を走る映像、ピンボールぐらいで、完全再現と言っても物語を説明するようなものじゃない。あくまで展開のスリリングさを楽しむ感じ。そんな中でも “ピンボールの魔術師”の「Sure plays a mean pinball!」大合唱とか、See Me, Feel Me や Tommy Can You Hear Me? などお馴染みのリフが出てくると、耳を澄ますロジャーに歓声で応えたりと、客席参加の一体感もバッチリ そうやって70分あまりを一気に見せた物語の最後に聴いた“See Me, Feel Me / Listening To You”は、これまでザ・フーのライヴで叫びまくったのとはもう全然違う熱さがあって、やっばりロック・オペラ「トミー」あっての曲なんだなあと至極当たり前に感動した

で、普通ならここでいったん幕と思いきや、そのまま休憩もなく後半のザ・フー・ヒット曲集に突入なのだけど、その前のMCで口を開いたロジャーは、初めは自分だけでやるのはどうかと思ったけど、ザ・フーの曲をやる時には故キース・ムーンも、ジョン・エントウィッスルもそこに居るんだ、みたいなことを話し、客席からも大歓声!

そして始まった“I Can See For Miles” いや〜、大好きなので私も拳振り上げて叫びまくったけど、 後ろの兄ちゃんに至っては、音程が外れようが何だろうが、全曲完唱 その他曲間にも吠える野郎の多いことったら “Behind Blue Eyes”では、最初、一瞬コーラスの音程が怪しいところがあったりもしたけど、 “Days Of Light”ではロジャーが14の頃に工場で働いてた時のことを思って書いたという曲の成り立ちを、フランクが流暢な日本語で通訳。 軽快な客席手拍子に乗って、ロジャーも本当に楽しそうに歌ってた。

ロジャーに「ソウル・ブラザー!」と紹介されたサイモンが熱唱した“Going Mobile”、シンセのイントロが印象的なオリジナルとはちょっと違った“Who Are You ?”と来て、何より新鮮だったのは「ブルースをやるザ・フー」。  Muddy Waters の“Mannish Boy”(=I'm A Man )から、思いきり緩くアレンジした“My Generation”につながるあたりは、は、これまでライヴではオアシスの本気ヴァージョンをさんざん聴いてただけに「やられた!」って感じだった。さらに連なる“Young Man Blues” が、この日一番の迫力ヴォーカル&重量演奏 初期ツェッペリンもふっ飛びそうな勢いで、そして興奮の手拍子そのままに“Baba O'Riley”突入! もちろんDon't Cry〜のところは、ロジャーが客席にマイク向けたら、もう何も言わなくったって完璧大合唱だ。 最後はロジャーがハーモニカの熱演で締めてメンバー紹介へ。ベースのジェイミー・ハンティングは、何と来日2日前に急遽ピンチヒッターを務めることになったそう。

しっとりバラードの“Without Your Love”の後は、ウクレレを持ったロジャーと、キーポードの2人だけが残り、お決まりのアンコールなんてやり方はクソだから、これで最後の曲だよと“Blue Red and Grey ”を。そしてロジャーが BE HAPPY!BE LUCKY! BE HEALTHY! と叫んで、2時間を越えるセットは無事に閉幕。

あれだけ歌い続けて、まだまだ行けそうな68歳、見納めなんてとんでもないわ!と唸った体力気力はもちろんだけど、何よりすごいと思ったのは、40年以上綴ってきたその音絵巻の鮮やかさだ。60年代からのモッズの御大にして、ロック・オぺラの祖、そして濃厚ブルースとハードロック等々。クイーンやグリーン・デイ、マイケミ等々、コンセプト・アルバムを出したアーティストだけに留まらない影響の大きさを改めて痛感した。

最近は「名盤リリースから@@周年記念再発」だの「完全再現ライヴ」ってのがやたら流行ってて、どうも「夢よもう一度」というか、あまり前向きな匂いはしないから、私としてはそれほど歓迎してなかったのだけど、昔より今現在の方がパワー・アップしてるなら、全然OKだな。

果たしてこの先「四重人格」のツアーをやるとか言ってたピート・タウンゼント本人を含むザ・フーでの再来日はあるのだろうか??


ROGER DALTREY OSAKA SETLIST APR. 28, 2012

-TOMMY-

1.Overture
2.It's A Boy
3.1921
4.Amazing Journey
5.Sparks
6.Eyesight To The Blind (The Hawker)
7.Christmas
8.Cousin Kevin
9.The Acid Queen
10.Do You Think It's Alright?
11.Fiddle About
12.Pinball Wizard  
13.There's A Doctor
14.Go To The Mirror
15.Tommy Can You Hear Me?
16.Smash The Mirror
17.Sensation
18.I'm Free
19.Miracle Cure
20.Sally Simpson
21.Welcome
22.Tommy's Holiday Camp
23.We're Not Gonna Take It
24.See Me, Feel Me / Listening To You

25.I Can See For Miles
26.The Kids Are Alright
27.Behind Blue Eyes
28.Days Of Light  
29.Going Mobile
30.Who Are You ?
31.Mannish Boy(=I'm A Man ) (Muddy Waters cover)
32.My Generation
33.Young Man Blues (Mose Allison cover)
34.Baba O'Riley
35.Without Your Love
36.Blue Red and Grey

ロジャー単独のフライヤーはなかったなあ

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4月16日 FLOGGING MOLLY  @梅田クアトロ

2012/04/24 00:27
昨年9月に閉館した心斎橋クアトロが、4月13日の金曜日ようやく 梅田クアトロ になって再オープン かつては松竹の映画館、梅田ピカデリーがあったところだ。来日アーティストとしての初陣がFLOGGING MOLLY 最近はフジでちょっと観たぐらいで、単独をちゃんと観るのは05年以来。ともあれ、新しいクアトロがどんなことになってるのか、下見がてらの参戦を決めた。

梅田といっても地下街の果て、ちょっと外れになって不便だし、心斎橋の時はパルコのビルの8階で、LOFTが入ってたから、早く着いても化粧品から文具、雑貨まで何でも見て遊べたけど、今度のプラザ梅田ビルは10階で、その中はさすがの土地柄、まだパチンコ屋と居酒屋?ぐらいしか入ってない。エレベーターホールには新装オープンに寄せてずらっと花が飾ってあって、でも、よくあるパチンコ屋のそれとは違うぞ!って感じで並んでる。

階段待ちの後、10分ほど押して開場。ホントなら最前がどうなってるのか確かめたいところだけど、何と言っても「ダイヴ無法地帯」になるのが恒例のFLOGGING MOLLYだ。のっけからケガしたハコにしたくもないので仲間がキープしてくれた後方へ。

映画館内の階段や傾斜をそのままに客席段があって、一部は関係者用?な椅子席も残しつつ、見事にライヴハウスに化けてた。一番後方の高台からの見やすさは抜群だ。あの悪名高い柱がなくなったから当然か。ステージをぐるりと囲むような配置の客席カウンターと、ほとんど客席と高さの差が無いステージの生み出す親密な空気が魅力だった心斎橋クアトロを思うと、クアトロというよりなんばハッチに近くなった感じかな。外のロビーも別に専用の喫煙室が出来てるから煙たくないし、ドリンクの水は、コカコーラのいろはす280mlからエヴィアン330mlになってた。

7時10分過ぎにまずはThe Cherry Coke$が登場。アコーディオンと笛のケルトな響きと、高速パンクを行き来する祭りはFLOGGING MOLLYとまったく変わらない。お客もさっそく暴れモードに。歌詞こそ日本語入りだけど、つくづく日本にこんなバンドが居るってちょっと不思議だ。まだ無名だった頃、FLOGGING MOLLYの初来日に前座をやって以来、FLOGGING MOLLYにも可愛がられてたようで、ホントに今日は久々一緒にできるのがうれしそうだった 熱気ムンムンのうちに40分ほどで終了。

そして8時を10分近く過ぎたところで “Redemption Song”が流れる。Bob Marleyの曲だけど、この声はジョー・ストラマー ・ヴァージョン?  と悩むうちに、FLOGGING MOLLY登場。

軽快なバンジョーのイントロから、おっちゃんデイヴの「オッサカ〜!」な叫びを合図に“Drunken Lullabies”でスタート。前方フロアはさっそく予想通りの沸騰状態だ。アイルランド国旗やFLOGGING MOLLYの旗も乱れ舞い、ダイヴァーは絶えることなくお客の頭上を泳いでいく。受け止めては返すスタッフの兄さん達も大忙しだ。 今回は新作「Speed of Darkness」を引っさげてのツアーなので、高速のタイトル曲はもちろん、クラッシュっぽくて好きな“Revolution”も披露。デイヴの奥さん、ブリジッドの笛も踊る“Life in a Tenement Square”や、皆の両手が揺れた“Whistles the Wind”等々、ゆったり和み曲もいい具合に交えて進む。

「アイリッシュとジャパニーズは世界中どこでも居るな」とか、「このキリンもうまいよ、でもギネスがイチバン!」とか言いながらお客にギネスをあげたり、デイヴは合間の客席とのやりとりも酔っぱらいのおっちゃん風に陽気なんだけど、飲んで歌えば歌うほど、歌はまったくくたびれない。亡くなった彼の父に捧げた“The Likes of You Again”から“Swagger”と続いたあたりはもうアイリッシュ・ダンス・モード炸裂! さらに“Black Friday Rule” では、ギターとドラムの2人だけになり、ヘヴィメタ・バンドの如くギュンギュン弾きまくリ&ガンガン叩きまくる一幕も。

そして“The Seven Deadly Sins”で本編終了後、アンコールでは何とBob Dylanのカヴァー、 “The Times They Are A-Changin'”が!でも、笛とアコーディオンでまったり始まっても、やっぱり高速パンクになるのがいかにも彼ららしくて大いに納得した。最後の最後はThe Cherry Coke$ にも捧げて、アイリッシュ・トラッド全開な“Salty Dog”で吠えまくり、サヨナラ、エヴリバディ! と終わって客電がついても、まだスティック配りや何やでメンバーもウロウロしてた。 時計を見たらほとんど10時だったから、1時間40分以上やってたのかな。

いつ観ても彼らのアイリッシュ魂と、とことん熱く浮かれるライヴの楽しさは変わらない。でもそんな彼らの歌う「時代は変わる」を真新しくなったクアトロというハコで聴いたのが、何とも象徴的だった。変わることと、変わらないことが織りなす面白さ。それこそ伝統とパンクをつないできた彼らの意志そのものだ。

FLOGGING MOLLY OSAKA SETLIST APR. 16, 2012

1.Drunken Lullabies
2.Requiem for a Dying Song
3.Speed of Darkness
4.Revolution
5.Life in a Tenement Square
6.Whistles the Wind
7.Saints & Sinners
8.The Likes of You Again
9.Swagger
10.The Power's Out
11.The Son Never Shines (On Closed Doors)
12.A Prayer for Me in Silence
13.Float
14.Black Friday Rule
15.Oliver Boy (All of Our Boys)
16.Rebels of the Sacred Heart
17.Devil's Dance Floor
18.If I Ever Leave This World Alive
19.What's Left of the Flag
20.The Seven Deadly Sins

Encore:
21.The Worst Day Since Yesterday
22.The Times They Are A-Changin'(Bob Dylan cover)
23.Salty Dog

エレぺーター前の告知
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終演後はこんな感じ
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3月27日 FOUNTAINS OF WAYNE  @梅田 AKASO

2012/04/04 02:53
去年のフジロックは見れず、2010年は TINTED WINDOWS の方を見て、アコギ・ライヴはパスしたので、Fountains としては前作「トラフィック・アンド・ウェザー」の07年以来。 今回の「スカイ・フル・オブ・ホールズ」 はいくらかアコギ・モードではあるけど、定番曲で沸騰すると最前はきついかもと後方柵へ 

開場は10分ほど押したけど、MIKE VIOLA は7時きっかりにギター1本で登場。黒縁めがねで、ちょっとWEEZERのリヴァースな雰囲気 Candy Butchers のことは知らなかったけど、Fountainsと繋がってるのは聴けば即納得 のポップ職人。 客席からのリクエストに応えて BEATLES の “Blackbird”をしっかりやってくれたし、ラストの曲ではFOWのアダムも共演して盛り上がり、40分ほどで終了。


そこから10分ほどで早くも客電が落ち、パーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」に続いてFountainsの面々がコンニチワ〜と登場。元気よく“Little Red Light”でスタートし、“Someone to Love”の手拍子と アアアア〜イエ〜イエ〜の叫びまくりで熱くなったところで、さらに鉄板の“Denise” “ Mexican Wine ”と続いて沸騰 何かもう終盤のような興奮 案の定、前方にはぶつかりまくって踊るサークルも。 

新作からの“The Summer Place” に続いて、 “Richie and Ruben ”あたりでようやく一息ついたけど、クリスはいつからか指を切っていたらしく 「血を流すのってロックン・ロールだろ?」などと。後の方でも「AC/DCみたいだ〜」とか言って笑わせてたし、最前のファンがあげてたバンドエイドは使ってなかったのかな それで問題なくギター弾いて歌ってるのがすごい。そう言えば、ジョニーとブライアンも3時間前にNYから着いたばかりだと言ってたし、皆タフだねえ

“Hey Julie” では、客席から3人ファンを選んでマラカス&コーラス共演し、 “Radiation Vibe” では、手拍子に乗ってTEARS FOR FEARSの“Mad World”に ポール・マッカートニーの“Jet”とかカンサスの“伝承”とかいろいろメドレー入りで楽しませて本編終了

アンコールではマイク・ヴィオラが再登場し、クリスが「マイクとはずいぶん昔、一緒にバンドをやってたんだ」と言うと、マイクが「レッド・ツェッペリンね」と笑わせ、カントリーな“Fire in the Canyon”を共演。そしてマイクが引き上げるところで「彼が今やってるバンドにはヴィオラ奏者が2人いるんだ、ホントの話だよ!」とクリス。流血ロケンロールといい、何かやけにお笑いネタが多い気がするのは大阪を理解してのことだろか 最後は“Stacy's Mom”と“Sink to the Bottom”合唱でしっかり締めて1時間10分ほど。

本当にいつどんな風に聴いても間違いなくおいしい「名曲詰め合わせ」でネタ満載なFOWのライヴは十分満腹 なはずだけど、それでも “A Road Song” や ムーディーブルース のカヴァー“The Story In Your Eyes”等々、 新作から聴いてみたかった曲も。楽しいのと同時に必ず聴きたかった「ウイッシュ・リスト」が増える。それも、彼らの果てしないポップの鉱脈ゆえなんだけど、その広大な地盤から考えると、アルバムとしてはまだ5枚しか出てないのが不思議な気がするな。

そうそう、この日のお昼にはクリス&アダムがFM802に生出演、アコギで“The Summer Place”と“Red Dragon Tattoo”の2曲を披露したそうで、これも聴けなかったのが残念


FOUNTAINS OF WAYNE OSAKA SETLIST MAR. 27, 2012

1.Little Red Light
2.Someone to Love
3.Barbara H
4.Denise
5.Mexican Wine
6.The Summer Place
7.Richie and Ruben
8.Troubled Times
9.Hey Julie
10.I-95
11.A Dip In the Ocean
12.Leave the Biker
13.Bought for a Song
14.Radiation Vibe

Encore:
15.Fire in the Canyon
16.Cemetery Guns
17.Stacy's Mom
18.Sink to the Bottom

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3月14日 JACK'S MANNEQUIN  @梅田 AKASO

2012/03/26 23:29
会員招待と言っても、ほとんど東京公演オンリーのクリマンで、珍しく大阪公演のご招待が しっかり応募&当選で行かせてもらった。 

サムシング・コーポレイト時代のこともピアノ系エモ・バンドって程度の認識しかなかったし、バンドが活動休止に陥り、アンドリューがソロとして始めたジャックス・マネキンも、ずっと「名前だけ」状態だったのだけど、3作め「People & Things 」 と共に今回の来日に至るまでには、アンドリューが急性の白血病にかかる危機もあったと今回初めて知った。昔からのファンなら、元気にここへ来てくれただけで熱くなるに違いないだろうけど、お客はそう多くなくて、ごくゆったりしたムード。ステージの中央に置かれたキーボードがその主を待っている。

やがてほぼ定刻通りに「コンバンワ〜!」と登場。元気よく1曲め“Spinning”を始めたと思ったら、さっそくやり直すというボケに客席は早くも和み、何とも温かいムードの中で「マイド」「オオキニ!」 の大阪挨拶も、「ツギハ、@@」と曲紹介もバッチリこなすアンドリュー君は、いい人オーラ満開 ツアー続きの生活や失恋等々、ちょっとせつないメロディに乗って歌われる彼の心模様は、よく知らないままに聴いても、とても誠実なものだと伝わってくる。

時にキーボードから立ち上がってステージ狭しと動きまわり、手を上げて〜!と煽ったりしながら明るく元気にステージを進めていく彼が、やがて「今日、ここ大阪がワールド・ツアーの最終日なんだ」と言って、これまでの感謝の言葉をしみじみと語り出した。話は大震災の事にも及び、「あの悲劇から1年経ったけど、僕らアメリカ人も忘れずにずっと見守ってる。津波や地震の恐ろしい状況の中での日本人の姿にどれほど心を動かされ、刺激されたかわからないよ」というような話だったと思う。 


Thank you for your inspiring us 最後にこう言って“Swim ”を私達のために、と歌い出した 時には本当にグッと来た。安易ながんばれ!とかじゃなく、インスパイアされたことにありがとうと言ったのがアーティストとして何より正直で新鮮だし、難病を克服してきた彼だけに、中途半端な励ましの言葉など無意味だってことをよく知ってるにちがいない。ゆったりと寄り添うようなこの曲には「スウィム〜あきらめないで」という邦題がついていて、「とにかく頭を上げて泳いでいかなきゃ!」という強い決意が何度も歌われているのだということは、後から知ったけど、大いに納得だ。 

客席手拍子に乗って、「オオサカ、サイコ〜!」と“MFEO ”を熱演のうちに本編終了し、再登場した彼は「いつもアメリカじゃ、アンコールは1曲なんだけど、3曲やるよ」と 私達を喜ばせ、“Dark Blue”で沸騰した客席に、ハーモニカの熱演も交えつつ、「イッショニ、ウタッテ」と ラララ〜大合唱の“La La Lie”で幕。1時間半足らずだったけど、とてもあったかい、いいライヴだった。日本のことを忘れずにずっと見守ってる、と言ってくれたように、私もこれからは、アンドリュー君とジャックス・マネキンのことを見守っていこう

JACK'S MANNEQUIN OSAKA SETLIST MAR. 14, 2012

1.Spinning
2.Release Me
3.Annie Use Your Telescope
4.Mixed Tape
5.Platform Fire
6.Bloodshot
7.Amy, I
8.Holiday From Real
9.Television
10.Swim
11.Kill the Messenger
12.Bruised
13.My Racing Thoughts  
14.The Resolution  
15.MFEO (Made For Each Other/You Can Breathe)  

Encore:
16.Hammers and Strings (A Lullaby)
17.Dark Blue
18.La La Lie


にわかファンなのに、しっかり出待ちしてアンドリュー君のサインをもらってしまった

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3月12日 MARILYN MANSON @なんばHATCH

2012/03/21 18:36
09年の「ザ・ハイ・エンド・オブ・ロウ」のツアー以来2年半ぶりのマンソン御大。新作 「Born Villain」からの先行シングル“No Reflection”も公開されて、おお、元気なんだ となんばHATCHに行ってびっくり 

早めに着いたのに「あれ?今日ってヴィジュアル系の前座がつくの?」 と思ったぐらい、ホール周辺の階段やらフロアのそこらじゅうにゴスっぽい黒メイクな子達があふれてて、ホール前もとにかく人が多い。 当日券売場も閉まってたから、完売か。 何でもHYDEあたりがライヴでマリマン流したりカバーらしきこともやってるらしい。 前回より新世代のファンがぐっと増えたのが如実にわかる光景だ。 

 で、寒くて風も強かったけど、整理番号呼び出し前にはやっぱり外に出されて 1番}の人が呼ばれた時には「おおお〜っ」などよめきが。  かくいう私も10番台だから、いつもなら余裕の最前なんだが、この多さだと身の安全を計ったほうがいいと、誘導列を離れて後方の高台柵に

ステージ全体が黒い幕で覆われていて、流れるBGMはエアロやジミヘン等々70年代ハード系 そして7時を少し過ぎてまだ明るいままの場内に流れて来たのは何とドアーズ「L.A. Woman」の中の “The WASP(Texas Radio and the Big Beat)” ! 

あのリズムにあわせて流れるジム・モリソンの詩と手拍子の森が揺れる光景は、ライヴで体験し得なかったこの曲だけに、 03年のサマソニで観た再結成2人ドアーズの時のタイムスリップとも重なって、何とも不思議な感じがした

そしてそのまま暗転と共に幕が落ちてズンズンチャな手拍子に変わり、 “Antichrist Superstar” で あっという間に場内はマンソン教大集会へ 御大は激太りだった前回に比べると それほどでもなく OH! OH! OH! OH! OSAKA!! とか、叫びつつ “Disposable Teens”に繋がり、オイ!オイ!なダイヴァー・モードに突入 こっちは巻き込まれなくてよかったなーと思ったら、後方の高台とは 思えないほどの強烈な押しが まさかここでこんなにきついとは これじゃ目の前のフロア後方がまだ隙間があるんじゃないかい 

黒の革パン&ジャケットに白塗りといたってシンプルな姿で、FUCK JAPAN ! GOD DAMNED JAJAPAN ! などと、愛ある言葉を連呼し、お馴染み曲を歌うセットは地味と言えば地味だけど、炎が噴き出す(ように見える)バーナーとかハンディ・ライト等の小道具に マイク・スタンドを倒すごとにステージ前に赤いライト&スモークの火柱が立ち上ったり、銀紙の吹雪が舞ったりと、それなりの演出も散りばめてたし、トゥイギーの肩越しに歌う“Sweet Dreams”では客席合唱もあり、“Irresponsible Hate Anthem”とか ラストの“The Beautiful People” のパワーには、やっぱり興奮  1時間15分ほどと短めだったけど、等身大な彼のロック・ショウ第2弾としては、前回よりかなり熱くて楽しめた 

今回は冒頭のドアーズとデペッシュ・モードのカヴァー“Personal Jesus” が聴けた代わりに、いつもの我がパティ・スミス師匠の“Rock 'n' Roll Nigger”と、 期待の新曲披露がなかったのが残念 表向きは年々地味になっていくようだけど、むしろ仮面を脱いでからの底力がどんなもんか、逆に気になる人なんだなあ。 とりあえずは4月に出る新作に期待するとしよう。 

MARILYN MANSON OSAKA SETLIST MAR. 12, 2012

1.Antichrist Superstar
2.Disposable Teens
3. The Love Song
4.Little Horn
5.The Dope Show
6.Rock Is Dead
7.Tourniquet
8.Personal Jesus  (Depeche Mode cover)
9.mOBSCENE
10.Sweet Dreams (Are Made of This) (Eurythmics cover)
11.Irresponsible Hate Anthem

Encore:
12.Coma White/ Coma Black
13.The Beautiful People

なんばHATCH スケジュールチラシ(左)
3月の表紙はマイケル・シェンカーとカップリング

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2月27日 THE RAPTURE  @梅田AKASO

2012/03/11 23:49
2月のライヴからもう1本、時間が経ったけど忘れないうちに。

03年に「Echoes 」が出た時、ダンス系としてけっこう注目されてたものの、ずっと見聞きする機会がなかったThe Rapture。

5年ぶりの新作「In the Grace of Your Love」と、直前にいくらか安くチケットでようやく初体験と相成った。人は少ないけど、ダンス系だからといってなめてかかるとFriendly Fires の如く、大暴れ大会ってこともある。念のために後方の柵前で待機。

この日の前座、Heavenstamp は 去年1月のJAMAICA の時に見てて、わりとしっかりしてる印象だったけど、相変らず手堅い感じで30分少々。セットチェンジは意外に早くて、8時にならないうちに客電が落ち、まずは左手のキーボードにガブリエルが収まり、ピコピコ。ドラムが重なり、客席からの手拍子も加わってルーク登場とともに“In The Grace Of Your Love”でスタート。独特の悩ましさというか不安定さのファルセットで歌いまくる彼だけど、“Get Myself Into It”なんかは、さっきのHeavenstampのヴォーカルと妙に似たところもあって、この組み合わせにも納得。

それでもさすがにダンス・パンクなどと呼ばれただけあって、中盤の“Killing” からベースがブンブン唸る“House of Jealous Lovers”あたりは手拍子と共にグイグイ盛り上がっていき、フロア前方はモッシュ・サークル沸騰状態と化す。あ〜、うっかり前に行かなくてよかったあと思いつつ、後方でもかまわず跳ねまくった。   

新旧とり混ぜてのセットはラスト“How Deep Is Your Love”の熱演まで1時間15分。久しぶりにダンス・ビートに徹したライヴは思った以上に心地良かった けど、逆にそれ以外のモリッシーやボウイ風な香りがする曲、“Roller Coaster”とか“It Takes Time To Be A Man”あたりも聴いてみたかったな。 

THE RAPTURE OSAKA SETLIST FEB. 27, 2012

1.In The Grace Of Your Love
2.Never Die Again
3.Pieces Of The People We Love
4.Get Myself Into It
5.The Devil
6.Killing
7.Whoo! Alright, Yeah... Uh Huh
8.House of Jealous Lovers
9.Olio
10.Come Back To Me
11.Sail Away
12.Echoes
 
Encore:
13.Children  
14.Miss You  
15.How Deep Is Your Love  

25日に大阪に到着して、Gabeがホテルの部屋で一生懸命編集してくれたビデオってのがクリマンのHPに出てて、
何気に「くいだおれ」で締めるところが

彼も最後の方はサックス吹きながら前に出てきて、大いに盛り上げてたっけ


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2月16日 THE VACCINES @ BIG CAT

2012/02/26 14:15
2月期待の1本だったVACCINES。去年のフジロックで遠目に観た時は、話題の新人らしく元気だったけど、正直それほど強烈な印象もなかった。フジを挿んだ4月、10月と2度の東京オンリー来日はキャンセルでようやく初の大阪登場 たいてい前座はだるいけど、タワレコとスマッシュが組んだ「NEXT BREAKERS」って企画で、ラフ・トレードの話題の新人、HOWLERが一緒というちょっとおいしい組み合わせだもんね。

ステージ後方にはフジの時と同じく、あの「What Did You Expect from the Vaccines?」のジャケット柄のバックドロップが。

まずは7時を少し過ぎて登場したHOWLER。ヴォーカルのジョーダン君は、ストロークスのジュリアンを彷彿とさせるクールな佇まいで、ビートの効いた音の方も、ストロークスが時々パンク風になったって感じでなかなかカッコいい。ジョーダン君は合間にしゃべる声も低くて渋かったなあ。8曲20分ほどでサクッと終了。

そして8時過ぎ、ラモーンズ“Do You Remember Rock 'N' Roll Radio”が流れると、俄然テンションが上がる

“Wreckin' Bar (Ra Ra Ra)”
で一気に沸騰 同じようにストロークス系ビートなものから、グラスヴェガスもやってたような60sの甘めテイストまで、ソツなく取り入れて快調に飛ばしていく流れには余裕さえ感じる。 新曲だと言ってた“Teenage Icon”“No Hope”も彼ららしく弾むナンバー そしてそれまで平和だった客席があのイントロだけでけた違いに熱くなったのは、問答無用のシンプル・アンセム“If You Wanna”  最前も強烈な押しだったけど、端だったので何とか耐えつつ叫びまくった。 メンバー紹介では「マジ、カワイイ」などと和ませつつ、ラスト“Norgaard”まで50分足らず。喉の調子が悪くて2度のキャンセルに至ったジャスティンも、さすがに今回は問題なく駆け抜けた。
 
ストロークスが軽快ビートでヘヴィ志向のシーンに風穴を開けたのが2001年。すでに10年以上たってこの手の音楽は何も新しくはないのだけど、折々の空気を入れ替えながら何度も再生されて支持され続けるっていうのは、ある意味すごく健全だなと思った。リアムが「そんなにいいか?」って言ったのもよくわかるけど、オアシスだってそう言われたとこから始まったしね。


THE VACCINES OSAKA SETLIST FEB. 16, 2012

1.Blow It Up
2.Wreckin' Bar (Ra Ra Ra)
3.Tiger Blood
4.A Lack Of Understanding
5.Wetsuit
6.Teenage Icon
7.Under Your Thumb
8.Post Break-Up Sex
9.All In White
10.Wolf Pack
11.No Hope
12.If You Wanna
13.Family Friend

Encore:
14.We're Happening
15.Norgaard

HOWLER OSAKA SETLIST FEB. 16, 2012

1.America
2.Beach Sluts
3.For All Concern
4.Wailing (Making Out)
5.This One's Different
6.Pythagorean Fearem
7.Told You Once
8.Back of Your Neck


猫写真がツボ なVACCINESのフライヤー&セトリ

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その裏面がHOWLER 東京単独のフライヤー

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1月17日 FLEET FOXES @ BIG CAT

2012/02/13 14:01
1月は来日ラッシュだったのに、1本も書かないのはあまりにもったいないので せめてサクッとおさらいでいくつかあげとこう。

というわけで、まずはFLEET FOXES。 前日のFOSTER THE PEOPLE が同じく完売超満員で大変だったので、この日はもう少しゆったり浸りたいと思って来たのだけど、大正解 アルバムを聴けば幻想系サウンドなのはわかってたけど、実際、生音がこれほどだとは思わなかった 人力アコギとアカペラであれだけの拡がりを出せるのはすごい

午後7時過ぎ、メンバーが登場すると、さっそく客席から「がんばれ〜!」なんて声が飛び、笑いが起こる  アコースティックな音やアカペラの美しさはイーグルスとかCSN&Yとかいろいろ思い浮かぶけど、決してそれだけじゃなく、その静けさからグイグイ盛り上げていくメリハリも抜群だし、 “Your Protector ” あたりの哀愁メロにもやられっぱなし うっとりと聴き入る客席は、熱い拍手の後はいつもにも増してチューニングの曲間は、しーんと静まり返ってしまうのだけど、その様子に思わずステージからボソッと「ゲンキデスカ?」とか、和みムードで返してくれる。 次第に熱気を増していくセットは“Grown Ocean”でいったん引き上げた後、ロビン1人が再登場 最後は“Helplessness Blues”まで、1時間40分ほど。 これは絶対にフジロックで、出来れば星空の下でもう一度酔いしれたい

ちなみに米本国ではシアトル出身だけに、ニルヴァーナと同じ(!)サブ・ポップ在籍だけど、ヨーロッパでのリリースは元コクトー・ツインズのサイモン・レイモンドのレーベルからと聞いてものすごく納得した。 確かにこの浮遊感と美しさはコクトー・ツインズにも連なるな。 

FLEET FOXES OSAKA SETLIST JAN. 17, 2012

1.The Plains / Bitter Dancer
2.Mykonos
3.Battery Kinzie
4.Bedouin Dress
5.Sim Sala Bim
6.Your Protector
7.White Winter Hymnal
8.Ragged Wood
9.Montezuma
10.He Doesn't Know Why
11.English House
12.The Shrine / An Argument
13.Blue Spotted Tail
14.Grown Ocean

Encore:
15.I Let You (Robin Pecknold solo)
16.Sun It Rises
17.Blue Ridge Mountains
18.Helplessness Blues


実はこのジャケの最新作「Helplessness Blues」
はほとんど聴けないままで行ったけど、全然関係なく酔えた

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「オジー降臨」GOD BLESS Ozzy Osbourne

2012/02/11 03:20
先週やっと観てきた「オジー降臨」  1月21日から大阪で公開始まった時はそれほど行く気満々でもなかったのだけど、何故かそれと前後してハード・ロック関連の原稿仕事が来て、ブラック・サバスとかUFOとか聴いてたら すっかり「マサ・イトー頭」になって、(実際、監修は伊藤政則氏)勢いづいた感じ。 さすがにお客の入りは少なかったけど、「音楽もん公開2週間」の限界を超えて大阪は2月10日までで、これから京都や神戸も。 けっこうがんばってるね。

70年代のサバスって、ほとんど印象残ってなくて、そもそもオジー・オズボーンって、そんなに歌が上手いわけでも、カリスマ的フロントマンでもなかったし、ステージではメタボな身体で端から端まで歩いてるだけで、オフではこうもりの頭をかじったとか、とかくお騒がせのアル中変態奇行系ってとこだけ刻まれてたんだけど、いや〜、彼の人生、山あり谷あり、シャロンあり

サバスをクビになったオジーのバンド・メンバー集めから始めて、ソウルメイトのランディ・ローズを発掘と、80年代のソロ復活を支えたのはもちろん、エスカレートする奇行のあれこれも、自信のなさを隠す仮面だと見ていて、時に殺されかけたこともあったのに、彼から離れないってすごい人だなあと感心した。

酒とありとあらゆる薬に溺れては止めようとして挫折してた父親を「あんなのは父親じゃない、ただの酔っ払い」と言う子供達だって 彼を本気で悪く言う奴は1人もいない。だいいち、この映画の製作・企画も息子のジャックだもんね。それにしても、語られる事実が大変であるほど、まわりに愛されてるのがわかるという、このパターンはどこかで見たようなと考えることしばらく。

そうそう、ポーグスのシェインのドキュメンタリー「シェイン-ザ・ポーグス:堕ちた天使の詩」  も、酔いどれ相手に温かい視点の作品だったからだ。

シェインと決定的に違うのは、彼は今もステージの途中で酒飲みに引っ込むほどの酔っ払いだけど、最近のオジーは完全に克服してるってこと。ライヴ前の発声練習もすごくマメだし 何よりラストに車{を走らせるシーンが印象的だった。画面は単調に道を進んで時々カーブを曲がるって感じだけど、オジーはこの当たり前のことが酒のせいでずーっと出来なかったのだ。ハンドルを握りながら、自分で運転できるようになったのが嬉しそうで、自分のこともやっと少し愛せるようになったと語る姿にグッときた。「オズボーンズ」  「オズフェスト」と、近年の再評価/成功に至るネタに関してはほとんど取り上げられてなかったけど、それはまた別の話ってことだろう。

最初はブルース系バンドから「黒い安息日」になり、血まみれの安息日から狂人日記へ、と鋼鉄音の悪魔道を開拓してきたオジーだけど、ビートルズを聴いて衝撃を受け、ロック・スターになる決意をしたと映画の中で語っていた通り、音楽背景はすごくオーソドックス系で、幅広い。以前出たボックス・セット「プリンス・オブ・ダークネス」も、ビートルズジョン・レノンはもちろん、ストーンズ、キング・クリムゾンにビー・ジーズ等々、ありとあらゆるカバーをやってるし、娘ケリーとサバスの曲で共演とか、とにかく微笑ましい内容だった

確かにお騒がせというか破天荒だけど、どこかお茶目で憎めないオーラがあるオジー。いつ死んでもおかしくないほどの波乱万丈人生だった彼が、よくまあ60歳の今まで無事に来たもんだ その理由がまさしく原題「GOD BLESS Ozzy Osbourne 」に込められてるんだと納得した。 果たしてオリジナル・サバスの再結成に神の祝福はあるのか

オジー降臨 オフィシャルサイト
http://www.ozzy-movie.com/index.html

パンフとかグッズらしいものはなかったので、フライヤー
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12月3日 THE NEW MASTERSOUNDS @梅田シャングリラ

2011/12/04 18:39
08年のフジ以降、ライヴが凄いって評判はずっと聞いてたけど、観る機会がないままだったTHE NEW MASTERSOUNDS。ようやくチャンス到来でシャングリラへ。インストだけに曲によってはジェフ・ぺックもやってそうな感じもあったりして。さすがに大人のジャズ・ファンクだけあって、開場待ちの人たちも、ぐっと落ち着いた感じ。だけど、最前OKな整理番号だったので、柵前でゆったり踊ろうと待機してるうちに、どんどんお客で埋まってくる。「前に詰めて」アナウンスはおろか、急遽ロビーで臨時クロークも始めるという超満員に。

 左手にドラム、右手にオルガン。定刻に登場した4人は、歌入りの“Take What You Need”から快調にインスト曲を飛ばしていく。ギター弾きまくりモードになるとやんやの喝采が起こるエディだけど、「フット・タンバリンだよ」と言ってた技を初めて目撃 床に置いたタンバリンに靴のヒールをのっけて、自分が足でリズムをとりながらギターを弾くと、足の動きに連動してタンバリンも上下させて鳴らしてしまう。これって、簡単そうですごくないか


 いくらファンキーなノリでもインストで似たような感じが続くと飽きるけど、そこは各々の演奏力でどんどん展開するし、今年のフジロックは観た?とスマッシュやフジのファンに捧げて“The Road to Fuji Rock”をやったり、歌入り“On The Border”もあったりといろいろ。さらに後半にはスぺシャル・ゲストとして大阪のFabulous Vibrationsのホーン隊3人が加わって“Fast Man”など共演で 一気に客席温度も上昇。その後セットリストは無視して…とリクエストも交えたりで、本編締めの歌入り“Can You Get It?”までに実際は3曲ぐらい増えてたと思う。

そしてアンコールでも“The Vandenburg Suite”とかリストにないのをやりつつ、“Nervouse”から再度ホーン隊が参加で、最後はパッパラパラ♪大合唱“Make Me Proud”でほぼ2時間半 オルガンの目の前に居たので、スタッフがしょっちゅうガムテープでどこか固定しに走るのも見てたけど、そんなことお構いなしで立ち上がって弾きまくるジョー。機材とか、もしかすると思い通りの音は出せてなかったのかもしれないけど、細かい事はふっ飛ぶ熱さを堪能した。ホント濃かったなあ それでも以前の来日では2部構成で3時間越えてたというから、もっと凄いのが普通 土曜でいつもより1時間早いスタートだったので助かったけど、これは今後さらにフジ常連組確定だろうな。一見当たり前に凄い演奏をして、それだけで長い時間もあれだけ盛り上げてしまうのは、やっぱり鍛えぬいた大人の底力ってやつだ。


THE NEW MASTERSOUNDS OSAKA SETLIST  DEC. 3, 2011 
(Not actual)

1.Take What You Need
2.Run The Gauntlet
3.Dusty Groove
4.3 on the B
5.You Mess Me Up
6.San Frantico
7.The Road to Fuji Rock
8.On The Border
9.All I Want (Right Now)
10.Freckles
11.102%
12.Upstairs  
13.Fast Man  
14.Carrot Juice
15.Can You Get It? 

16.In The Middle
17.Nervouse 
18.Make Me Proud

本日のランチ・・じゃなくて開場前@シャングリラ ガラスの向こうでスタッフが準備中

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セトリ写真撮らせてくれた方、ありがとうね

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10月1日 THE BLUETONES @心斎橋 SOMA

2011/10/07 12:33
17年の歴史に幕を下ろすブリットポップヒーロー、
ブルートーンズのフェアウェルツアーが決定!!

そんな謳い文句と共に、解散ツアーのニュースを聞いた時は、正直まだ解散せずに続いていた事の方に驚いた あの孔雀ジャケットと“Slight Return”のデビュー作から3作め「Science & Nature」あたりまでは、アルバムが出れば買い、ライヴにも通ってたものの、すっかりご無沙汰なまま記憶も色褪せてたのだ。

確かMOVER とジョイントで来た事もあったよなあ… と記録をひっくり返すと、何と大阪に来るのは、第1回サマソニと、MOVER とジョイントがあった2000年以来11年ぶリ! その間来日はしてても、単独やマークのソロ、07年のブリティッシュ・アンセムズと東京のみばかりだったし、アルバムも日本発売なし。それでも今回は、当初英国のみの予定だった解散ツアーで東京のみならず大阪まで来てくれるのだ。正真正銘のラスト・ライヴが大阪? これは見届けねばとSOMAへ。

で、ふだんより1時間早い開場まであと少しということで入場列を作っていると、何とごく普通にメンバー達が階段を上がってきて“Hi! Everybody!”とごく気さくに声をかけたり、握手したりしながら何処かに出かけていった。雑居ビルの地下にある小さなハコゆえ、私達と同じところから出入りするのは不思議じゃないけど、開演前からちょっと興奮  

後方の高台は封鎖していたようだけど、ほぼ場内も埋まった午後6時過ぎ。最前端っこで待機するうちに何だかドラマティックなバラード曲が流れて来る。 ♪Make it easy on yourself 'Cause breaking up is so very hard to do――って、 解散ライヴでこんな詞、実感ありすぎて泣けるよ と、後から調べたらThe Walker Brothersの1965年 全英1位曲“Make It Easy On Yourself”だった。そう言えばアダムは、デビュー当時、憧れのヒーローにスコット・ウォーカーの名前を挙げていたらしいし、アークティック・モンキーズのアレックスも、ラスト・シャドウ・パペッツでは「現代版Walker Brothersみたいな音をやりたい」なんて言ってた。英国人はホント好きなんだ。

そして歓声の中、さっき見たままのメンバーが登場。 マークを真中に、左手にスコット、エズの3人はチェックのシャツ、向こう右手のアダムはグリーンのトレーナー姿だ。マークの “Hello Osaka! Welcome to the show”の声に続いて、 “Unpainted Arizona ”からスタート。“Zorrro” が続いた後でマークいわく

日本で一番最初にギグをやったのが大阪なんだ。1995年のべイサイド・ジェニー。あそこはまだあるかい?」

その時私は居たのかどうかの記憶さえ怪しいぐらい、時間が経ってしまったし、海遊館の観覧車下にあったあのハコも、もうなくなってずいぶん経つ。それでも最後の最後も大阪でって、偶然にしたって義理堅いというか、いつも東京オンリーに泣く身にはちょっと嬉しい

“Bluetonic”では「1995年に最初に来た時もやったよ」と紹介し、去年出た「A New Athens」からの1曲“Culling Song”では、「かつて自分達のお金を盗んだマネージャーのことなんだ」と明るくぶっちゃけ、暗闇の恋人達に――と歌われる“Sleazy Bed Track”は、なおせつなく響く。さらに月曜日から日曜日までの合唱もバッチリだった“Solomon Bites The Worm”に、やはりいつ聴いても胸キュン名曲な“Slight Return”も。キーボードで遊びまくったディスコ風インストで笑わせた後は、またすぐ戻るからねと軽快な手拍子の中“Never Going Nowhere”でいったん引き上げていく。


そしてアンコールの “I Was A Teenage Jesus”に続いてマークが「ビッグ・ソングだけどスモール・ネーム」と言えば、もう客席全員、あ〜、わかった とばかりに「If」の声が飛び交う。この上なくあたたかな手拍子とこの日一番の大合唱! だけど本当に感動的だったのは、曲が終わって彼らが去った後も、もう一度彼らが登場するまでナ〜ナナナナ〜の客席大合唱が延々続き、決して途切れなかったことだ。いろんなライヴを観てきたけど、こんなにアンコール待ちでウルウル来た光景は初めてだ。皆どれだけ好きなんだよっ って思いつつ、私も叫びまくった。 

合間にはちょっとはずし気味にギターでアメリカ国歌を弾いてジミヘンだよと笑わせたり、“Keep The Home Fires Burning”の前だったか、マークが客席に「お茶が欲しい人は? 3人?4人?」とまるでこれからお茶を入れてくれるような素振りで声かけてたら、エズがコーヒーはないのか?と突っ込んだり。たまに客席から「最後だなんて、涙が止まらないよ」などと声がかかっても、笑顔で応えていた彼ら。最後と言っても悲壮感はいっさいなく、小さなハコならではの一体感と共に、あたたかく送り出してあげよう!という皆の想いが満ちあふれていた。そして最後の最後は“A Parting Gesture”。あっという間の100分間で、17年の歴史は幕を閉じた。

万感の想いで Bluetones are forever! と叫んだファンにマークはこう言っていた。
That's up to you それは君達次第だよ――と。本当にそうだ。彼らが積み重ねてきた名曲を忘れずに心に刻み、もっと多くの人に伝えていくのはファンへの大きな宿題。「どこでバラバラになろうと、また日本で集まるよ」という言葉がいつか再び現実になるために。



THE BLUETONES OSAKA SETLIST OCT. 1, 2011

1. Unpainted Arizona
2. Zorrro
3. Surrendered
4. Fast Boy
5. Autophilia
6. Cut Some Rug
7. Culling Song
8. Bluetonic
9. A New Athens
10.Sleazy Bed Track
11.Carry Me Home
12. Keep The Home Fires Burning
13. Solomon Bites The Worm
14. Marblehead Johnson
15. One Speed Gearbox
16. Slight Return
17. Never Going Nowhere

Encore 1:
18. I Was A Teenage Jesus
19. If....

Encore 2:
20. Emily's Pine
21. A Parting Gesture

本編だけだけど、セトリの1番上には
小さいけどきっちり The Live House Soma -Osaka-01/10/11と


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そして記念のフライヤー、実は裏面はWHITE LIESの
東京オンリー公演告知(行けないよっ



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6月28日 TAHITI 80 @心斎橋クアトロ

2011/07/04 11:14
 2月に出した新作「THE PAST, THE PRESENT & THE POSSIBLE」 を引っさげ、3月に来日予定だったTAHITI 80。大震災の影響で公演が延期になった時、彼らのメッセージに「キャンセルではありません」 とあったものの、他にはいったん延期→結局中止になった公演も多いだけに、どこか半信半疑な気持ちもあった。でも、ちゃんと約束を果たしてくれた彼らに感謝  で、FUGU がオープニングと聞いて、あれ? 前にもそんなパターンがあったなあと記憶をたどれば、05年 「FOSBURY」のツアーの時。アンコールでメンバー全員がパンダの被り物姿で大笑いさせてくれたっけね

この日は入場してみると、ステージ前には行灯のような四角いライトが台の上に乗って4本。 例によって最前待機していたけど、端からだとそのライトがちょうど中央に置かれたキーボードを隠してしまう。しまったミスったなあと思ううちに午後7時。

FUGUことMehdi Zannad が登場するも、キーボードに向かって歌い出すと、ちょっとクリストファー・クロスのような高音ヴォーカルだけが聞こえて、顔はまったく見えない ギターに持ち替えて立って歌う時はだいじょうぶなんだけど、う〜ん、このライトの置き方、もうちょっと高低差つけるとかすればなあ…とか思ってると、早くもギターを抱えたグザヴィエ登場に歓声が 

そして FUGU の“ヒア・トゥデイ”を共演。FUGUが一緒にやって楽しかったみたいな紹介をしてたから、共作した曲だと思うのだけど、グザヴィエが一緒に歌えばそれだけでまぎれもなくTAHITI 80の曲だ。「マタネ!」と彼が引き上げた後もう1曲やって30分のセット終了。

その後普通ならセット・チェンジに2、30分ってとこだけど、この日は10分ほどですぐに客電が落ちて、ジャングルに雷鳴って感じのSEに乗ってメンバー登場。グザヴィエの「マイド!」「オオキニ」なご挨拶も手慣れたもんだ。 ちょっとドカドカうるさいかなってぐらいの音をバックに “Solitary Bizness”からスタート。行灯ライトは時々陰になったり、眩しすぎたりしつつ、それぞれにいろんな色で点滅。

そして グザヴィエが「〈A Pieces of Sunshine〉に入ってる曲…あれ? Extra Pieces of Sunshine?いや、Extra Sunshineとか何ヴァージョンもあるんだけど…」と笑いを取りつつ、紹介したのは“Better Days Will Come ” 。 「歌詞を聞いてくれれば、意味あるものだと思うんだ。希望があるって」と震災にあった日本のファンにと捧げつつ、場内の手拍子に乗って、とっても軽やかでサラリとやってくれるところが、何とも彼ららしくて和んだ。 「何かが間違ってるけど、いつかもっといい時が来るから」って、ホントにそう信じていたいよ。 

新作を中心のセットは、インスト、“Antonelli”やお馴染み曲まで散りばめて進み、“Made First (Never Forget)”では「メデリックがクールなリフを弾くからね」と彼に振ったのに、やり直す一幕も。そしてピコピコ・ダンスビートで盛り上げる“Crack Up”でいったん終了。

アンコールの“Wallpaper For The Soul”からはすごくいい流れで、最後“Heartbeat”の前には9月でいったん閉鎖になるクアトロの話に。「オオサカに来る時は必ずここでやったよね? 何回になるかな、誰かわかる?」と問いかけるグザヴィエに、ぺドロが低い声で「ナ〜イン」と返すのには感心 9回? 91年にここがオープンして20周年の今年、まだ引越し先も決まってないのに、彼の口からそんな風に歴史を語られると、何かしみじみ。そしてこれまでの感謝を込めて思いきり熱い “Heartbeat”で幕を閉じた。

思い返せば、私が初めて生の彼らを観たのは2000年のサマソニ第1回。フレンチ・ポップなのに、パティ・スミスもカバーしていたバーズの“ロックンロール・スター”をやってるのを聴いて、絶対に「単なるおしゃれ系」じゃないと確信したけど、正直、当時はここまで長く誠実に付き合えるバンドになるとは思ってなかった。それだけ彼らの王道ポップ&ソウルが揺らがないものだったって事だよね。ASHのティムやWEEZERのリヴァースほど天才的に見えない分、騒がれないけど、グザヴィエもやっぱり名ソングライターだよなあ。それにあの柔らかな物腰はホントに変わらない

カバーと言えば、今度の新作に日本盤ボーナス・トラックで入ってたセックス・ピストルズには狂喜した。あの「勝手にしやがれ」のオープニング “Holidays In The Sun”(邦題「さらばベルリンの陽」)なんだもん 70sパンク世代なら血が騒がずにいられないあのリフが鳴っているのに、やっぱり彼ららしいおしゃれな空気だったから、生だとどんな風なのか興味津々だった。今回聴けなかったのが唯一の心残りだな ともあれ、心斎橋クアトロではないどこかでもう一度逢えるまで「マタネ!」

TAHITI 80 OSAKA SETLIST JUN. 28, 2011

1.Solitary Bizness
2.Issac
3.Gate 33
4.Better Days Will Come
5.Easy
6.Want Some?
7.Keys To The City
8.Antonelli
9.Big Day
10.Me & The Princess
11.Defender
12.The Past, The Present & The Possible
13.Tune In
14.Made First (Never Forget)
15.All Around
16.Darlin' (Adam & Eve Song)
17.Crack Up

Encore:
18.4 a.m.
19.Wallpaper For The Soul
20.1,000 Times
21.Soul Deep
22.Yellow Butterfly

23.Heartbeat

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5月24日 JONNY @梅田シャングリラ

2011/06/02 02:14
去年のTEENAGE FANCLUBのライヴ では、喉の調子がよくないのに、ニコニコしながら歌うノーマンに癒された。この次はいつ逢えるかと思ってたら、Gorky's Zygotic Mynciのユーロス・チャイルズとの別ユニットで、東名阪のみならず京都から広島、福岡までまわってくれるとは 前座が2つもついて、だるいな とは思ったけど、ライヴ激減でくさってる身には、それでもありがたいことこの上なしだ。 

開場前のシャングリラは、例によっても人は少なかったけど、何と前方は椅子席。長丁場だからそれでもいいかと着席。そして一番手、奈良のLOSTAGEというバンドの五味岳久の1人アコギ・セットから。

でも後でノーマンと共演することをのっけからバラしたり、サインをもらったCDを見せたり、まるきり「普通のファン」していて笑えた。で、ラストにはお約束通りノーマンが登場して“The Concept”を。でも、ステージのまんなかじゃなく、ここでいいよ、とばかりにステージの右端に立つノーマン。オ〜イェ〜 と一緒に歌いながら、気分はしばし「TFCのライヴ終盤」だった。五味くん、サインもいいけど、こういういい曲の書き方も習っとかないと

続いて1人バンジョーを抱えて登場したのは、LITTLE CREATURES の青柳拓次。ゆったりした歌で時に眠気が襲うも、ウッドブロックだけでアカぺラしたり、何と言うか、オーガニック&アーティスティックな空気が漂う30分が終了。

そして8時半を過ぎてようやくノーマン&ユーロスの登場だ! ノーマンの第一声「コンバンワ」に、即「コンバンワ〜!」 と返すお客。「ボクはノーマンです」「ボクはユーロスです」と左側でキーボードに向かうユーロスと、右側でギターを抱えるノーマン。まずは完璧なアカぺラ“Sky Men”でスタート。セルフタイトル作「JONNY」の収録曲を中心に、“Wich is Wich”からは「ドラマーを連れてくるより安上がりだし、スーツケースに収まるしね」とドラム・マシンも交えて軽快に進めていく。

 わざと大袈裟にマシンのスイッチを入れたり止めたりして笑いを取っていたノーマンだけど、 "Circling The Sun” では歌詞を忘れて2度もやり直すわ“Cave Dance ”では、遂にマシンが途中のコーラス中に勝手に鳴り出すわと、ハプニングも続出 それでもかえって和みにしてしまうのがお人柄というか、キャリアのなせる余裕というか 例えばエルヴィス・コステロ先生もスティーヴ・ナイーヴと2人だけで来て、同じようにマシン持ち込んでやってたけど、もしトラぶっても、こんなにゆるくて温かい雰囲気にはならないよなあ…と思った。で、途中からLITTLE CREATURESの青柳さんもバンジョーで参加して、ぐいぐいとサイケデリックな締めに。続く“I'll Make Her My Best Friend ”では カントリーなノリに、客席の手拍子もバッチリ応え、“Never Alone ”でゆったり締め。その後はもう座ってるのも限界!と立ち上がって再登場の2人をお迎え。

ノーマンは、ユーロスは以前 Gorky's Zygotic Mynciで、自分はTeenage Fanclubってバンドをやってるんだよ、と、あらためてコメントしてから、1語1語、客席に復唱させて「Shadows」から“When I Still Have Thee”を。さらに大好きな“I Don't Want Control Of You”とティーンエイジ曲2発。ユーロスと2人だけでやっても、ハーモニーが物足りないなんてことはいっさい無しの美しさに思いきり浸る。

そして最後はきっちりGorky's の“Spanish Dance Troupe ”で幕。

他にもアルバムには入っていない新曲と紹介していた“Ursla's Crow”や、60Sのカバーらしい“Little Baby”もあったし、終わると10時近くだったから、1時間20分ぐらいやってたことになる。

言葉遊びな魔女の歌 “Wich is Wich” には「大きな釜で魔法を作ってる」なんて一節があるんだけど、アコースティックな美メロとユーモア、そしてと60Sなサイケデリック・テイストもブレンドされた2人の魔法は、まさしく「Which is which (どっちがどっち?)」状態で楽しめた。ただ、これがもしいつものように椅子無しだったら、“Cave Dance ”あたりから皆踊りまくって、もっともっと盛り上がっただろうなという気もする。それだけはちょっと心残りだよね。

JONNY OSAKA SETLIST MAY 24, 2011

1. Sky Men
2. Gloria
3. Ursla's Crow
4. Wich is Wich
5. Candyfloss
6. Little Baby
7. Waiting Around for You
8. Bread
9. Circling The Sun
10.The Good Night
11.English Lady
12.Cave Dance
13.I Want To Be Around You
14.I'll Make Her My Best Friend
15.Never Alone

16.When I Still Have Thee (song by Teenage Fanclub)
17.Lady Fair
18.I Don't Want Control Of You (Teenage Fanclub)
19.Spanish Dance Troupe (song by Gorky's Zygotic Mynci)


フライヤーも何もなかったんで、今回のツアー全部のセトリが上がってるサイト から大阪分の写真を拝借。ゲストもセトリも毎回違うし、すごいなあ
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5月21日 THE DRUMS @心斎橋クアトロ

2011/05/24 15:18
一気に真夏が来たような暑さの土曜日。2010年、とにかく騒がれまくったドラムスが、デビュー・アルバム「THE DRUMS」発売直後の東京一夜限り、サマソニと来てようやく初の単独@大阪だ。なのに、普段より早い5時開場とは言え、階段待ちの人数少なすぎ この震災のことを気にかけて、せっかく日本限定の曲まで配信して来てくれるのに……。

で、何だか申し訳ないなあと思いつつも、入場して最前ダッシュした場内にまず流れていたのがドアーズの“ハートに火をつけて”。思わずニンマリしてたら、何とその後の1時間、開演まで全曲ずーっとドアーズのみ それもライヴの“ROADHOUSE BLUES”や、「地獄の黙示録」サントラ・ヴァージョンの“THE END” に、普通のべスト盤には入ってないような詩の朗読ヴァージョンまで次々と流れてきて、いったい誰の趣味なんだろうと 興味津々。長い事クアトロに通ってるけど、こんなことは初めてだ。リンキン・パークのチェスターや、ザ・ミュージックのロブがお気に入りってのは聞いたことあるんだけど、う〜ん、気になるっ

 そうこうしているうちにフロアもしっかりお客で埋まり、2度めの“ハートに火をつけて”が流れたところで、「アリガトゴザイマス」とメンバー登場。サマソニで観た後、9月にギターのアダムが脱退で、新メンバー加入やら担当替えで5人編成になっての初披露だ。軽快な“What You Were”からスタートして、ジョナサンは相変らずくねくねとちょっとヘンなダンス炸裂の合間に最前のファンとの握手もマメにこなし、“Me And The Moon”“Best Friend”とアルバムの曲を畳み掛けていく。飛び跳ねる客席の温度もぐんぐん上昇。奥ではキーボードの彼が暑いのにきっちりタートルネック着用で、まるでロボットかパントマイムのようなカクカクした動きでタンバリンや手拍子を指揮する姿が対照的でちょっと笑える。

“Book Of Stories”では 「sad って、日本語で何て言うの?」と客席に尋ねて「ネクスト・ソング・イズ・カナシイ」と曲紹介してウケてたのだけど、でも同じように訊いて「タラシイ?アタラシイ」と披露したのが、新曲“Money”。ジャカジャカと突っ走る感じがちょっとストロークスっぽく楽しいナンバーだった。そして合唱に手拍子で思いきり盛り上がったのが、終盤の“Let's Go Surfing” “Forever And Ever Amen ”の連打。明るい頃のトーキング・へッズのような、ちょっとひねくれ系が彼らの味と思ってたけど、ここはもうこの上なしの王道ポップ。 そしてアンコールでは日本のために作ってくれた“The New World”もしっかり披露。ラストの“The Future”が終わっても、ようやく7時を過ぎたぐらいで1時間を切ってたけど、アルバム1枚出たところなんだから、まあこんなもんだろう。

 サマソニのステージ狭しと弾けまくってたタンバリンの神出鬼没度は激減したけど、一見ヘタレ系な印象だったジョナサンは、ずいぶんフロントマンらしくなった感じ。2010年最大級にメディアに持ち上げられ、ハイプとも取られがちだけど、やっていることそのものはいい意味で普遍的に楽しいダンス・ビート/エレクトロ・ポップだ。実際、アルバムの曲はどれもそれほど変化に富んだものじゃないし。でもそこがツボにはまると…っていう感じかな。ストロークスもまだまだ頑張ってるし、ドラムスの5人も、むしろこれから先どうなっていくのかが見てみたい。そのうちに「BGMは全編ドアーズ(ご丁寧に客電点灯後まで!)」の謎も解けるもね。

THE DRUMS OSAKA SETLIST MAY 21, 2011

1.What You Were
2.Me And The Moon  
3.Best Friend
4.I Felt Stupid
5.Book Of Stories 
6.We Tried
7.Money
8.It Will All End In Tears 
9.I Need Fun In My Life
10.Let's Go Surfing
11.Forever And Ever Amen

12.Skippin' Town
13.The New World
14.The Future

新曲の前後、リストと実際は入れ替わってた

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5月18日 THE GO! TEAM @心斎橋クアトロ

2011/05/23 13:46
こうもライヴのない日が続くと、身体に悪すぎる! というわけで、名前だけ知ってた程度でどんな音かもほとんど知らなかったけれど、3日前に急遽買ったチケットが60番過ぎ 前座もあるし、後ろでのんびり・・・のつもりだったけど、開場時のクアトロは例によって人も少なくて、非常階段封鎖状態。で、気がついたらスイスイと最前柵へ 

それでも開演前にはかなりフロアも詰まってきて、午後7時を5、6分過ぎた頃にオープニングの DE DE MOUSE がスタート。ステージは後方に GO! TEAMのツイン・ドラムとかいろいろがセッティングしてあるので、DE DE MOUSE は、前方の隙間を縫うみたいにセッティングされたキーボードと、左手にドラムが向かい合う形で2人だけのパフォーマンス。

民族音楽調のハーモニーとかドラムン・べースとかを混ぜつつの爆音ビートは、なかなかにカッコよくて、身体をガンガン揺すりつつの熱演に歓声が上がる場面もあったのだけど、ホントに一言もしゃべらず、曲も切れ目なく繋がっていくので、自分としては身体は揺れるけど「キタ〜〜!」ってほどの反応はしようがなくて30分少々。基本は遠藤大介氏のソロ・プロジェクトで、ドラムもサブの人だったのね。

そして「ロンドンから元気を届けに来ました〜!」と登場したGO! TEAMで空気は一変 “T.O.R.N.A.D.O.”でのっけからフロアが一気に弾けた エアロビのギャル系インストラクターのようなニンジャ姐さんが「オトコノコ〜! オンナノコ〜!」などと、客席にマイクを向けて煽りまくり! 私の居た右端には、カオリさんが立ってギターの他に鉄琴を叩いたりしてたかと思うと、奥のドラムセットに収まってたカイちゃん(と呼びたいぐらい小柄でかわいらしい)が出てきて、小さいタイプライターを叩きながら“Secretary Song”をやったり、またある時はスティール・ドラムがいい味出してたりと、男女6人の入れ替わり立ち替わりの音模様が何とも楽しい

カオリさん通訳付きのニンジャとのやりとりも何かおかしくて、自分がそうやって踊るのはもちろんのこと、「オシリヲ、フッテ〜(お尻を振って)」と日本語を訊いて煽ったりして、終盤の“The Power Is On”あたりはもうみんな跳ねまくってた。カイちゃんは、実は大阪が生まれ故郷だそうで、曲間では来日アーティストというより、日本人の女の子2人の里帰りライヴ という感じで終始和やかムード。だけど、いざラップとかダンスのスイッチが入るとなかなか強力で、アンコールで「あと10曲やって」の声には「あと10曲? 明日仕事に行けなくなっちゃうわよ」と応えつつ、最後の最後はニンジャ姐さんがしっかり客席ダイヴも敢行で幕。

最新作「ROLLING BLACKOUTS」 も、アゲアゲのダンス・ビートから、レトロでドリーミーなポップ曲、インストといろいろ詰まって楽しいアルバムだけど、それはこういうライヴがあってこそ活きる音なんだな。ごった煮ダンス系のライヴで圧倒的なのはベースメント・ジャックスあたりだけど、GO! TEAMの場合は、まだまだいくらでもゴージャスに出来る感じの隙間を残した手作りの敷居の低さがむしろいい感じ。これまでフジで観たことはないけど、もし今度来たら間違いなくGO!

昼間にFM802の番組にゲスト出演したらしくて、番組の宣伝も律儀にやってたっけ  

SETLIST

*大阪のセトリが不明なので、とりあえず東京・名古屋の標準版を

1.T.O.R.N.A.D.O.
2.Grip Like A Vice
3.Voice Yr Choice
4.Secretary Song
5.Ladyflash
6.The Running Range
7.Ready to Go Steady
8.Yosemite Theme
9.Flashlight Fight
10.Bottle Rocket
11.Buy Nothing Day
12.Huddle Formation
13.The Power Is On
14.Back Like 8 Track

とアンコールが3曲だったと思う


極小サイズのフライヤー(左)と、新作のジャケ 

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4月14日 LITTLE BARRIE @心斎橋クアトロ

2011/04/27 22:47
4月の貴重な来日敢行ライヴなのに、またしてもほったらかしになってしまった・・・

 08年のフジロックでは、2夜連続登場のプライマル・スクリームの準メンバーって印象のバーリー・カドガンだったのだけど、忘れちゃいけない本職バンド、LITTLE BARRIE。  それ以前となると、 「STAND YOUR GROUND」が出た06年の暮れのクアトロ以来だ。去年12月、最新作「KING OF THE WAVES」を引っ下げての東京限定ライヴは完売だったというから、今でも決して侮れない人気の彼ら。 とは言え、震災以降、関西は何ともなくても東京とセットで来日中止や延期ばっかり。ギリギリまでどうなるのか、ハラハラしてたけど予定通り敢行。いやもう、この時期に大阪に来てくれるだけでもありがたくって涙もんだ

 というわけで震災以後、久しぶりのクアトロ。開場時はそんなに混んでなくて、呼び出しは100人超えたぐらいじゃなかったかな。あんまり少ないとバーリー君に申し訳ないと思ったけど、それでも、開演前にはけっこう埋まっててひと安心。ステージはいたってシンプルに、ドラムの背後にLITTLE BARRIE ロゴのバックドロップに赤いライトが当たっているだけだ。

 午後7時を5分ほど過ぎて、スパイ映画のテーマみたいなエレキのインストに乗って3人が登場。左手に白TシャツにGジャン姿のベース、ルイス・ワートン。後方のドラムはあのイエスのギタリスト、スティーヴ・ハウの息子、ヴァージル・ハウなんだけど、スティーヴ・ハウと言うより、ちょっとフーファイのデイヴみたいな大らかな雰囲気でどっかと構えてる。そして真中右寄りに立つバーリー君は、黒いシャツ赤ジーンズ黒ブーツ赤いボディのGIBSON ES-330と、黒髪も含めて見事に赤と黒で統一。そしてヴァージルがスティックでカウントを取るも、123では始まらなくて長すぎるカウントに客席から笑いが起き、やがて手拍子に変わる。

“Surf Hell”からスタートしたセットは 「KING OF THE WAVES」 からの曲がほとんどで、初めは曲間に「何でそんなに静かなんだい?」なんてバーリー君に言われたりもしたけど、 “Now We're Nowhere”では、コール&レスポンスも決まって、客席の一体感も次第に増してくる。そしてザクザク刻むリフの“Tip It Over”や“Burned Out”あたりからはルイスのベースも効いてきて、どっぷりファンク・モードに突入。先月の大災害のことにも触れつつ、 「ここにいる全員と日本の皆に捧げるよ」と始まった“Love You”は大いに盛り上がった。いやいや、こんな時に日本に来てくれて、こっちこそホントに「ラ〜ヴ・ユー」だよ、ありがとう 叫び返す声にもなおさら力が入ったところでさらに「3語で歌えるよ」と合唱指導してから“New Diamond Love”で本編終了。

そして“We Can't Work It Out”から 始まったアンコールでは、遂にバーリー君が客席乱入  彼がその名に違わぬギター小僧なのはわかっていたけど、ボディが大きめのセミアコ・ギターを抱えて実際にすぐ目の前に降り立った時、チビ姉な自分と、さほど目線が変わらなかったから、ああ、ホントにLITTLEなんだあと実感した。動きまわって弾く彼だけに、ステージ床に置いていた缶ビールも蹴飛ばされててこぼれ、彼の足元やセットリストはびしょびしょに。慌ててスタッフが拭きに入る一幕も。そして最後は60S のThe Nashville Teens やEric Burdon & The Animals のカバーで有名な“Tobacco Road”で1時間20分足らずで終了。

 ブルースや60Sに根ざした彼らの音楽は、今時ロックン・ロールと違って、何一つ目新しいところなどないし、かといって王道の図太さや渋さに頼ったような薫りもない。ヴァージルのどっしり系ドラムと、ルイスの押しは強くないけどファンキーなベースとがっちり三位一体と化して、ひたすらギターを弾きまくり、ヴォーカルもこなすバーリー君の、あの小柄な体の中に底知れず詰まっている独特のグルーヴ感 それが不思議なまでにカッコいいのだ きっとプライマルのみならず、ポール・ウェラーやモリッシー等々、他のアーティストと共演すればするほど、凝縮されてきたものなんだろう。かつてジョニー・マーは、ギタリストとして「一聴してわかる音を出しつつも、決してバンドの邪魔にならない」ことを心がけてると言ってたけど、バーリー君にもどこか通じる気がするな。それにしても、ジェフ・ベックもジョニー・マーも、バーリー君も。「やんちゃなギター小僧」オーラを放ってる奴って、やっぱりみんな魅力的だ



LITTLE BARRIE OSAKA SETLIST APR. 14, 2011

1.Surf Hell
2.Twisted Little Blades
3.Does The Halo Rust?
4.How Come
5.Pin That Badge
6.Money in Paper
7.Why Don't You Do It
8.Now We're Nowhere
9.Tip It Over
10.Burned Out
11.I Can't Wait
12.Love You
13.New Diamond Love

Encore:
14.We Can't Work It Out
15.Pay To Join
16.Tobacco Road

セトリの横には曲によってギターの指定が
ギターテック&機材レンタル担当の GOODNESS GUITARS さん によると、お馴染みギブソンES-330とES-335、の他、アンプとか機材もかなりビンテージ系にこだわりがありそう。

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4月3日 Japan Disaster Benefit @ O2 Academy, Brixton 

2011/04/06 21:46
3月11日の大震災以来、ライヴはのきなみ中止・延期 1〜3月のライヴでここに書いてないのも多数あるし、ライヴに行けない間はゆっくりおさらいして書いてくか、なんてのん気に思ってたんだけど、5月には何とかと現状復帰の期待をかけてた BEADY EYE の初来日も延期になった時には「リアムよ、おまえもか!」と、さすがにへこんだ


でも、彼が速攻でアナウンスしてくれたこの日のチャリティ・ライヴはロンドンのXFM が5時間生中継 ネット・ラジオなので、後から聴けるのもわかったけど、とりあえず同じ瞬間に海の向こうとつながってる気分でいたいと思い、リアル・タイムで聴くことにした。ただし、ロンドンで午後6時開始って、こっちは夜中の2時から朝の7時まで トリのリアム達までフルに起きてられそうにないなあと思いながらスタンバイ。 

そして真夜中2時15分に登場した1番手は コーラル。 あの“Goodbye”のサイケデリックなギターを皮切りに、一瞬、Japanese って歌ってるようにも聞こえた“Jacqueline”や、ビートルズの“涙の乗車券”のカバーもあったり。

合間の楽屋裏インタビューでは、ポール・ウェラー御大が、「新作は出来てて、今週中にはミックスも終わる」みたいなコメントをしてて、去年「WAKE UP THE NATION」 を出したと思ったのに仕事しすぎ  

2番手、グレアム・コクソンはのっけから新曲披露して、3番手がウェラー御大って、出番早すぎなんだけど、やっぱり会場の「ウェラー・コール」がすごい “Changing Man”に“Eton Rifles”等々、相変らず熱いな〜と思う頭には、09年大雨のフジで観た姿が甦る。最後にはコラボすると言ってたステレオフォニックスケリー・ジョーンズが登場し、これまたビートルズの“Come Together”を一緒に。その後はケリーのアコギ1本セットが“Local Boy In The Photograph”からスタート。 明日は家に帰れるかも…なんて詞の“Maybe Tomorrow”が余計に沁みる。彼1人っきりなのに会場を煽り、大合唱が起きるのはすごい。

 
そして、プライマル・スクリームが出てくる頃にはもう朝5時くらいだったか、こっちはそろそろ布団にもぐろうかと限界が来つつあったけど、ボビーは煽りまくりで超ハイテンション!
“Accelerator”から“Movin On Up”とガンガン飛ばして“Country Girl”から締めの“Rocks”まで場内もこれまでで一番熱いんじゃないかってぐらい盛り上がってた。で、この後のリチャード・アシュクロフトで遂に陥落。ごめん、リチャード。後でまたゆっくり聴きなおすよ。


 気がついたら7時前で、肝心の BEADY EYEの終盤だった。でも ビートルズのカバー“Across The Universe”はしっかり聴いた。

声を嗄らし気味なリアムが繰り返す Nothing's gonna change my world のフレーズ。何があっても自分の世界は変わらないってのは、オアシスから新たなバンドになったリアム自身の決意だし、史上最悪な天災に遭った日本人へのエールでもある・・・   いろんな想いがあふれてきた。かつて「恐るべき10代」と騒がれたコーラルからウェラー御大にステフォ、プライマル、オアシス等々、今まで何度来日ライヴを観たかしれないアーティストが日本のためにと一堂に会している瞬間の音を、ぬくぬくと布団の中で聴ける幸福 あったかいものがじわ〜っと身体中に広がっていく感じがした。彼らが安心して来日出来て、私がまたそれを追いかけて走り回るような日常を取り戻すには、きっとまだまだ時間がかかる。だけど、私も Nothing's gonna change my world を心に刻んで、ロックを好きで居続けよう。みんな、ありがとう 

★当日の詳細はBARKSのニュース速報で

ビーディ・アイ、プライマル、ポール・ウェラー…続々登場、日本支援コンサート<JAPAN DISASTER BENEFIT>速報

ビーディ・アイの日本支援コンサート、全アーティストのセットリスト

もう一回聴くのは XFMの[Listen Again] から

そして ビーディ・アイ、日本のためにザ・ビートルズのカバー・ソングをリリース

リアムありがとね〜 ノエル兄貴も一緒だったらなんて言ったら、怒られるか
いっそのこと、この曲の期間限定なんて言わずに、完全版のライヴDVD、そのうちに出ないかな





ライヴ・ウッド(紙ジャケット仕様)
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3月3日 ELVIS COSTELLO @ サンケイホール・ブリーゼ

2011/03/12 00:50
 この日は新しくなったサンケイホールに初見参。さすがに綺麗な漆黒のハコって感じで、いつも暴れダイバーの処理に汗する会場スタッフの兄さん達も、今日はビシッとスーツ着用で見違えた。お客もさすがに年齢層は高め。何と言っても09年のサマソニでは、雨の中で左右のスピーカーの音が片側だけ飛ぶとか、PAトラブル頻発の中で歌いまくったコステロ御大。今日は真新しいホールだから、その点はだいじょうぶだろうけど、単独ライヴは04年以来でスティーヴ・ナイーヴと二人だけで来た事はあるけど、まったく1人きりのソロ公演なんて観るのは初めて。そこそこ好きな人しか来ないとは思うけど、いくらアコギ・セットでも、最後には立って叫びまくりで締めたいんだよなあ。

 ステージには何本ものアコギと譜面立て、テーブルにはマグカップ。午後7時を5分ほど過ぎて、グレーのスーツに帽子のコステロ1人が登場。「Armed Forces」から“Green Shirt”でスタート(だけど本人のシャツはラべンダー系だったかな)して、“Veronica”“Everyday I Write the Book”なんてお馴染みヒットも朗々と歌い上げ、“New Amsterdam ”では、ビートルズ の“You've Got to Hide Your Love Away(悲しみをぶっ飛ばせ)”を織り込んでくれたのも嬉しかった HEY!のところは、拳を上げて思いきり叫んだもんね。

 曲ごとにギターを替えて、時折お得意のオフマイク術で素の歌も聴かせながら、1人元気に歌いまくる御大だけど、時々はステージの右端に用意された椅子にも座って歌うことも。最初にその椅子に移る時に「I'm a special guest!」なんて言いながら腰掛けたり、ロックン・ロール・ソングだよと言いながら「National Ransom」から一番のどかな“A Slow Drag with Josephine”を口笛も交えてやったり。その楽しい調子に客席からも手拍子が起こる。かと思えば次の“Watching the Detectives”はノイジーなエレキ音仕立てで、レゲエのリズムに1人多重録音のごとく音を重ねたりと、必ず何か一ひねりある芸達者ぶりは相変らずだ。本編は、“Alison”でいったん終了。これはアコギで歌い上げられると、ホントに沁みるなあと思ったら、これまた別の曲が織り込み済み。 

 さて、いつもアンコールからが本編の如くなコステロだけど、座って“Smile”から“She”をサラッとつなげてやってからは、総立ちで熱い手拍子と合唱の“Red Shoes”“Oliver's Army ”と続いて大いに盛り上がった。サイレン音の中、再登場したかと思うと、交通整理の赤い誘導灯を振りながら、拡声器を通して何の曲かわからないような“National Ransom No.2”を。そして再度登場後は座ってたけど、ラスト“Pump It Up”はもちろん総立ちで、拳を上げてまたまた叫びまくった そして熱い手拍子が延々続くうちに終了。1時間45分ほどがあっという間だった。そりゃあファンとすれば、本来はアトラクションズとかインポスターズとか、バンドと一緒のライヴがいいんだけど、やっぱり1人でも絶対に退屈なんてさせないだけの音の蓄えは、たださすがと言うよりほかない。これまでコステロのライヴで失望したことは一度もないけど、もちろん今回も記録更新だ。

もらったチラシ(左)に、コステロがホストを務めた音楽番組「エルヴィス・コステロ ウィズ スペクタクル! 」のDVD発売が。 ポリスとかルー・リードとかさすがの豪華競演、うーん、生でも観てみたい!

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ELVIS COSTELLO  OSAKA SETLIST MAR. 3, 2011

1.Green Shirt
2.Either Side Of The Same Town
3.Veronica
4.Bullets for the New Born King
5.New Amsterdam /
You've Got to Hide Your Love Away(The Beatles cover)
6.Jimmie Standing in the Rain
7.Everyday I Write the Book 
8.Bedlam
9.One Bell Ringing  
10.A Slow Drag with Josephine 
11.Watching the Detectives
12.Brilliant Mistake
13.Alison / Suspicious Minds

14.Beyond Belief
15.All or Nothing At All
16.Smile
17.She
18.(The Angels Wanna Wear My) Red Shoes
19.Oliver's Army

20.National Ransom No. 2

21.I Cried for You
22.Sweet Mama Hurry Home
23.What's So Funny 'bout) Peace, Love and Understanding?
(Brinsley Schwarz cover)
24.Pump It Up
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2月26日 MGMT @松下IMPホール

2011/02/28 02:24
1月、2月 行ったライヴはてんこ盛りなのに、風邪ひいたとかいろいろで、早くもサボりが定着 いかんいかん! なわけで最新ライヴから…

 去年のフジロック2日め、雨の中で跳ねまくって観たMGMTにはすごく救われた。その前、ザック・デ・ラロッチャの最新形、ワン・デイ・アズ・ア・ライオンに思いきり気合いを入れまくって臨んだのに何だか気迫が感じられず、 「あのザックがこんなもんなのか??」な想いに囚われてた私を一気に幸せ気分にしてくれたのだ。あの時は入場規制もかかるぐらい盛り上がってたけど、大阪単独は2008年12月の初来日@シャングリラ以来。さて今日は? 

 と思ってIMPのビルに入ると、土曜の夕方って人が多いにしても、いつもはあり得ないぐらい女の人の姿が多くて、女子トイレが長蛇の列だし、何があったのかと思えば、ご近所、城ホールで福山雅治 だったのね。 60番超えてて、最前張るにはちょっと無理だったけど、何とか2列め端っこ柵に待機。前座はSHINOWAという、ちょっとシューゲイザー入ったりする音に女の子の可愛いヴォーカルが乗っかるって感じの4人なんだけど、何と驚いた事にYouTubeを見たMGMTからメールが来たそうで、「慌てて練習しました」とかって笑いをとってた。けど、確かに10年前にデビュー・アルバム出してるわりにはこなれてないというか、新人みたいで、正直、どこが個性とも魅力とも言いづらい感じだった。日本のバンドに対する私達の見方と、アンドリュー達の見方って違うんだなあ。で、控えめに5曲20分ほどで終了してセットチェンジ。その後もスタッフがステージ後方に控えてるなと思ったら、幕を引いてスクリーンが出現。

 同時にそれまでそこそこ余裕があった前方だったのに、MGMTってとたんにドドドッとお客が押し寄せて一気にきつい感じに。MGMTコールの手拍子も起こって盛り上がる中、宇宙船の交信記録のようなSEに続いて、アコギを抱えて登場したアンドリューが How are you doin'? と一言。そして何と“Siberian Breaks ”でスタート。これまで東京、名古屋とセットリストをけっこう入れ替えて来た彼らだけど、そう来たかあ!って感じ。背後のスクリーンには枯れ木のシルエットや幾何学模様とかいろんなパターンが映し出されていく。ああだけど、大移動のおかげで前の海坊主男やら、横の地蔵女子の頭がもろに壁になって見えない

のっけの大作でちょっと乗り損なった分、 “Time To Pretend”は、わあっと歓声なんだけど、後から押し寄せてきといて、その地蔵ぶりはないやろ!ってぐらい、私の周囲はおとなしくて。1人抵抗しつつ身体揺らしてたんだけど、かと言って向こうの方にいたうるさい外人集団も、まわりにすりゃはた迷惑。Kids やれ〜って吠えてた奴には、アンドリュー達も Hold on って返しながら、それこそ「まあちょっと待ってよ〜」な感じで呆れ気味だった。アンドリューは「何年かぶりで大阪に戻ってきてハッピーだよ」ってなご挨拶もしてくれてたけど、なかなかフジの時みたいに、ちょうどいい感じで一体になるってわけにいかないなあ…

と思いつつ、“Electric Feel”とか それなりに盛り上がって進んていったセットは、口笛の“The Handshake”からギンギンに弾きまくりなパートを経て、終盤やっぱり“Kids”でそれまでのうっぷん晴らしの如く沸騰! 一時は封印とか言ってたアンドリューも、今は楽しんでるみたいで前に出てきて、盛り上げるから大騒ぎ 私のいた右端にも遠征してくれた。“Congratulations”で和みつついったん終了だったのだけど、ギター&キーボードのジェームスは引き上げる時に「オオキニ」と言って、アンコールではしっかり「マイド!」と登場してて笑えた。来阪アーティストの鑑だね そしてラストは、叫びまくった“Brian Eno”で1時間45分の幕。

“Kids”以降は文句なく盛り上がったので、ライヴとしては後味爽快!とは言え、正直、フジの時ほど単純に幸福な気分にはなれなかった。自分の中で何かすっきりしないところもあって、それはお客の質や場所の空気も一因だけど、何より彼らのサイケデリックな弾きまくりパートとか実際に観てて、ホントはこっちをバリバリやりたいんだ!なオーラを感じたからかもしれない。ポップでいい曲とのギリギリ攻防が魅力なだけに、そのバランスを保つのはけっこう悩みどころだと思う。何にせよ、次のアルバムでまた1つ答えを出してくれるはずだ。


MGMT OSAKA SETLIST FEB. 26, 2011

1.Siberian Breaks
2.Time To Pretend
3.The Youth
4.Flash Delirium
5.Weekend Wars
6.I Found A Whistle
7.Song For Dan Treacy
8.Of Moons, Birds & Monsters
9.Electric Feel
10.It's Working
11.Future Reflections
12.The Handshake
13.Destrokk
14.Kids
15.Congratulations

16.Pieces Of What
17.Brian Eno


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